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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

流氷がびっしり

2011年01月31日
羅臼
朝起きて海に目を向けると、流氷が海全体を埋め尽くしていました。
流氷に覆われた海は急に穏やかに。静寂な時間に包まれます。

流氷がやって来ると景色が変わるのは勿論のこと、気温も変わります。通常、北海道といえども海沿いの地域では、内陸のように極端に冷え込むことは珍しく(海が気温よりもずっと暖かいため)、羅臼では0℃~-10℃くらいの場合がほとんどです。
しかし流氷が来て海にフタをしてしまうと、途端に寒くなり、1/31の朝は-14℃まで冷え込みました。


夕方4時頃の羅臼川河口 流氷の奥には国後島の泊山(ほぼ中央)が見えます。

今の時期は流氷だけでなく、オオワシやオジロワシ、アザラシ類など色々な生き物を観察することが出来ます。寒さはとても厳しいですが、北海道の厳しいところも綺麗なところも同時に楽しめるのは、冬ならではの楽しみ方かもしれません。
今年は流氷当たり年ですから、この機会にご覧になってはいかが!?