アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
2011年春の紋別岳
2011年06月01日
支笏湖
先日、紋別岳の巡視へ行ってきました。今年は昨年よりも少し遅い時期に登ったためエゾエンゴサクの開花を見ることはできませんでしたが、鳥たちのさえずりのほか、タチツボスミレやオオバキスミレ、オオバナノエンレイソウなど様々な花に迎えられました。
散策しながら登るのにちょうどいい紋別岳は、冬の間になまった体には適度な準備運動になりました。気になるところをチェックしながら登ると早速気になるものを発見。エゾサンショウウオのたまご(卵嚢・らんのう)です。日本固有種のエゾサンショウウオはエゾアカガエルのオタマジャクシをよくエサにしますが、カエルのたまご(卵塊・らんかい)はみつかりませんでした。エゾサンショウウオは共食いをするいきものなので、生まれた幼生たちは小さな水たまりの中で生き残りをかけた戦いを繰り広げることになります。
エゾサンショウウオの卵嚢。この中でいったい何匹が子孫をのこせるのでしょうか・・・
もうしばらく歩いていると、保護官がエサを食べているエゾシマリスを発見しました。そっと観察している間は警戒していたのかじっと動きませんでしたが、写真を撮るとシャッター音にビックリしたのか逃げていきました。人慣れしていないのでしょう。人を怖がるエゾシマリスに出会えたのは嬉しいことでした。
エゾシマリス。ほお袋に食べていたごはんが入っているようです。
登り始めて1時間半、山頂に到着です。山頂から見る景色は曇っていたために素晴らしいとは言えませんでしたが、また次の楽しみということですぐに下山しました。6月からはヒメマス釣りが解禁となります。ぜひ支笏湖の四季の魅力を感じてみてください。
※野生動物には食べものを与えないでください。市街地への出没や交通事故の誘発、病気を媒介する恐れもあります。海外ではリスを介して病気にかかった例も挙げられているようなので、かわいいシマリスも甘く見てはいけません。野生のいきものはそのままの姿をそっと観察してください。
散策しながら登るのにちょうどいい紋別岳は、冬の間になまった体には適度な準備運動になりました。気になるところをチェックしながら登ると早速気になるものを発見。エゾサンショウウオのたまご(卵嚢・らんのう)です。日本固有種のエゾサンショウウオはエゾアカガエルのオタマジャクシをよくエサにしますが、カエルのたまご(卵塊・らんかい)はみつかりませんでした。エゾサンショウウオは共食いをするいきものなので、生まれた幼生たちは小さな水たまりの中で生き残りをかけた戦いを繰り広げることになります。
エゾサンショウウオの卵嚢。この中でいったい何匹が子孫をのこせるのでしょうか・・・
もうしばらく歩いていると、保護官がエサを食べているエゾシマリスを発見しました。そっと観察している間は警戒していたのかじっと動きませんでしたが、写真を撮るとシャッター音にビックリしたのか逃げていきました。人慣れしていないのでしょう。人を怖がるエゾシマリスに出会えたのは嬉しいことでした。
エゾシマリス。ほお袋に食べていたごはんが入っているようです。
登り始めて1時間半、山頂に到着です。山頂から見る景色は曇っていたために素晴らしいとは言えませんでしたが、また次の楽しみということですぐに下山しました。6月からはヒメマス釣りが解禁となります。ぜひ支笏湖の四季の魅力を感じてみてください。
※野生動物には食べものを与えないでください。市街地への出没や交通事故の誘発、病気を媒介する恐れもあります。海外ではリスを介して病気にかかった例も挙げられているようなので、かわいいシマリスも甘く見てはいけません。野生のいきものはそのままの姿をそっと観察してください。