アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
標高のお話② ~雄阿寒岳~
2011年06月01日
阿寒湖
雌阿寒岳に引き続き、雄阿寒岳にも登山者カウンターの設置を行いました。
雄阿寒岳の登山道は、途中まで太郎湖、次郎湖の散策コースを兼ねています。
そのため、登山者のみのカウントを行うためには次郎湖の先に設置しなければなりません。
片道20分以上、機材や設置道具を担いで上がっての設置となりました。
【GPSマップ】
No.211の旗が登山者カウンターです。国道240号線近くの駐車場から歩いていきます。
今後も、メンテナンスはこの距離の往復となります・・・。
こちらもカウンター設置と合わせて、登山巡視を行いました。
雄阿寒岳山頂の画像です。
雄阿寒岳の標高は1371mになっています。
実は最新の標高は1370.4m、四捨五入すると1370mになってしまいます。
国土地理院発行の2万5千分の1地形図の標高データを調べたところ、
【~昭和47年修正版まで: 1371.2m】
【昭和59年修正~平成15年改測版まで:1370.5m】
【平成20年更新版 1370.4m】
となっており、0.1mの違いで平成20年から1371m→1370mとなりました。
傾向からみると雄阿寒岳は低くなっているのでしょうか?
なだらかな山容で火山活動が活発な雌阿寒岳と違い、近年の火山活動が無く急峻な雄阿寒岳は浸食の影響を受けやすいのかもしれませんが…。
この雄阿寒岳、1万年以内の火山活動の跡が見つかったとして、活火山として認定されるかもしれないという話題が、先日ある新聞で取り上げられていました。
ちなみに「アカン」には、アイヌ語で「動かない」という意味があるとも言われています。
雄阿寒岳山頂も雌阿寒岳同様に展望が良く、北東に位置するペンケトー(上の湖)・パンケトー(下の湖)も眼下に見下ろす事が出来ます。
【右がペンケトー、左がパンケトー】
雄阿寒岳の山開き登山は6月26日開催です。
詳細は、阿寒観光協会(HP: http://www.lake-akan.com/)まで。
雄阿寒岳の登山道は、途中まで太郎湖、次郎湖の散策コースを兼ねています。
そのため、登山者のみのカウントを行うためには次郎湖の先に設置しなければなりません。
片道20分以上、機材や設置道具を担いで上がっての設置となりました。
【GPSマップ】
No.211の旗が登山者カウンターです。国道240号線近くの駐車場から歩いていきます。
今後も、メンテナンスはこの距離の往復となります・・・。
こちらもカウンター設置と合わせて、登山巡視を行いました。
雄阿寒岳山頂の画像です。
雄阿寒岳の標高は1371mになっています。
実は最新の標高は1370.4m、四捨五入すると1370mになってしまいます。
国土地理院発行の2万5千分の1地形図の標高データを調べたところ、
【~昭和47年修正版まで: 1371.2m】
【昭和59年修正~平成15年改測版まで:1370.5m】
【平成20年更新版 1370.4m】
となっており、0.1mの違いで平成20年から1371m→1370mとなりました。
傾向からみると雄阿寒岳は低くなっているのでしょうか?
なだらかな山容で火山活動が活発な雌阿寒岳と違い、近年の火山活動が無く急峻な雄阿寒岳は浸食の影響を受けやすいのかもしれませんが…。
この雄阿寒岳、1万年以内の火山活動の跡が見つかったとして、活火山として認定されるかもしれないという話題が、先日ある新聞で取り上げられていました。
ちなみに「アカン」には、アイヌ語で「動かない」という意味があるとも言われています。
雄阿寒岳山頂も雌阿寒岳同様に展望が良く、北東に位置するペンケトー(上の湖)・パンケトー(下の湖)も眼下に見下ろす事が出来ます。
【右がペンケトー、左がパンケトー】
雄阿寒岳の山開き登山は6月26日開催です。
詳細は、阿寒観光協会(HP: http://www.lake-akan.com/)まで。