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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

猩猩(ショウジョウ)

2011年06月03日
洞爺湖
オロフレ山の積雪を確認するために巡視へ。

残雪に足を取られながら道を進むと、道の脇には、紫色の花が咲いていました。

その花は、ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis)というユリ科の常緑多年草(じょうりょくたねんそう)です。



 道の脇に咲くショウジョウバカマ

名前の由来は、花がショウジョウ(※)の赤い顔、葉が着ている袴(はかま)にみたてたとされています。

ショウジョウが春の陽気に誘われて、お酒を飲み、浮かれて飲み過ぎて顔を赤くする様子を想像したのかもしれません。

家に帰り鏡をみると、日に焼けたためか顔が赤くなっており、
自分の顔がショウジョウ状態でした。

オロフレ山の雪解けはもうまもなくです。

※ショウジョウ(猩猩):赤い顔をした人間に似た伝説上の生物。
酒を好むとされており、妖怪ともいわれている。
オランウータンの漢名としても使われている。