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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

幼虫

2011年06月14日
洞爺湖
6月2日(木)の四十三山巡視中、エゾハルゼミ(※)の幼虫に出会いました。
土の中から羽化するためには出てきたところでした。
つぶらな瞳でいそいそと木を登る姿がとてもかわいかったです。



土の中から出てきたエゾハルゼミの幼虫

少し歩くと他の木では羽化の真っ最中のエゾハルゼミを発見!!
羽化の最中の顔をよーく見てみると○○○○星人みたいです。



羽化している様子

今日も四十三山の至る所で「ミョーキン、ミョーキン、ミョーケケケケケケケ…」と鳴いています。
土中で木の根から樹液を吸って数年間ゆっくり過ごし、
地上に出ると子孫を残すための数週間を駆け足で生きる、
なんとも不思議な生き物です。

※エゾハルゼミ(学名:Terpnosia nigricosta)
カメムシ目(半翅目)・セミ科に分類されるセミの一種。幼虫も成虫もエサは樹液。