アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
フラワーロード
2011年06月24日
稚内
礼文島南部の景勝地桃岩展望台から最南端の知床(しれとこ)まで続く桃岩歩道は別名「フラワーロード」と呼ばれその名の通り季節ごとに色とりどりの花々を楽しめるほか、東側は利尻山、西側は急峻な断崖と青く澄んだ海が望める礼文島屈指の絶景コースです。フラワーロードでは現在初夏の花々が見ごろを迎えています。まず、桃岩展望台近くでは小さな花が集まって咲くレブンコザクラ(サクラソウ科)の群落が見られます。。花期は終わりを迎えつつありますが、同じサクラソウ科のサクラソウモドキとともに歩道にピンクの彩りを添えています。
左:レブンコザクラ(6/12)
右:サクラソウモドキ(6/22)
コース中盤、通称キンバイの谷と呼ばれるエリアでは名前の由来になっているレブンキンバイソウ(キンポウゲ科)や同じキンポウゲ科のミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)の黄色が鮮やかです。さらに、チシマフウロ(フウロソウ科)、カラフトハナシノブ(ハナシノブ科)ミヤマオダマキ(キンポウゲ科)、ハクサンチドリ(ラン科)の紫や赤、ネムロシオガマ(ゴマノハグサ科)やエゾノハクサンイチゲ(キンポウゲ科)の白などそれぞれの色が競い合って咲いています。また、明るい色の花が多い中で渋い色が際立つクロユリ(ユリ科)もいいアクセントになっています。
上段左からレブンキンバイソウ(6/22)、ミヤマキンポウゲ(6/21)、チシマフウロ(6/19)
下段左からカラフトハナシノブ(6/12)、エゾノハクサンイチゲ(6/12)、クロユリ(6/19)
さらにここ数日の間にオレンジ色が鮮やかなエゾカンゾウ(ユリ科、エゾゼンテイカ、ニッコウキスゲとも呼ばれます)、蝶形の花をつけるセンダイハギ(マメ科)が開花し始めました。7月の上旬、エゾカンゾウが満開になるころフラワーロードを歩くと色彩あふれる最高に美しい光景に出会えます。多くの方に訪れていただきたい私のイチ押しです。
キンバイの谷より利尻山を望む
今年の6月、礼文島は強い風が吹き、霧がかかる日が多くなっています。気温もあまりあがらず寒い日が続いています。また、日照時間が短いことで、歩道が乾きづらく、ぬかるんで滑りやすくなっているところもあります。花の散策を楽しむ際は寒さを防げる上着と足元のしっかりした汚れてもよい靴を用意し、万全の装備で花々に会いに行きましょう。
左:レブンコザクラ(6/12)
右:サクラソウモドキ(6/22)
コース中盤、通称キンバイの谷と呼ばれるエリアでは名前の由来になっているレブンキンバイソウ(キンポウゲ科)や同じキンポウゲ科のミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)の黄色が鮮やかです。さらに、チシマフウロ(フウロソウ科)、カラフトハナシノブ(ハナシノブ科)ミヤマオダマキ(キンポウゲ科)、ハクサンチドリ(ラン科)の紫や赤、ネムロシオガマ(ゴマノハグサ科)やエゾノハクサンイチゲ(キンポウゲ科)の白などそれぞれの色が競い合って咲いています。また、明るい色の花が多い中で渋い色が際立つクロユリ(ユリ科)もいいアクセントになっています。
上段左からレブンキンバイソウ(6/22)、ミヤマキンポウゲ(6/21)、チシマフウロ(6/19)
下段左からカラフトハナシノブ(6/12)、エゾノハクサンイチゲ(6/12)、クロユリ(6/19)
さらにここ数日の間にオレンジ色が鮮やかなエゾカンゾウ(ユリ科、エゾゼンテイカ、ニッコウキスゲとも呼ばれます)、蝶形の花をつけるセンダイハギ(マメ科)が開花し始めました。7月の上旬、エゾカンゾウが満開になるころフラワーロードを歩くと色彩あふれる最高に美しい光景に出会えます。多くの方に訪れていただきたい私のイチ押しです。
キンバイの谷より利尻山を望む
今年の6月、礼文島は強い風が吹き、霧がかかる日が多くなっています。気温もあまりあがらず寒い日が続いています。また、日照時間が短いことで、歩道が乾きづらく、ぬかるんで滑りやすくなっているところもあります。花の散策を楽しむ際は寒さを防げる上着と足元のしっかりした汚れてもよい靴を用意し、万全の装備で花々に会いに行きましょう。