アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
ウミネコ
2011年07月25日
稚内
世界有数のウミネコ営巣地がある利尻島。
毎年、研究者や地元の人達が協働してウミネコの個体数調査を行っています。
近年その数は減少傾向にあるものの、今年の調査では去年より1万羽ほど多い約4万羽のウミネコが利尻島に繁殖にやってきていると推定されます。
そして今は子育て真っ盛り。先月11日に調査を行なった時はまだ卵だったヒナたちが、親鳥に餌をねだる姿が見られます。8月の巣立ちの時まで、ヒナたちはずっと巣の近くで過ごすことになります。営巣地は鴛泊―沓形間の道路沿いに集中しているので、利尻島にお越しの際はちょっと立ち止まって、ウミネコの子育てを観察してみてはいかがでしょうか。
ここで注意してほしいことがあります。
営巣地付近ではよく道路上をウミネコが歩いています。その上、他の鳥より逃げるのが下手なように感じます。実際はねられて死ぬ個体も少なくありません。自動車やバイクはゆっくり運転でお願いします。
観察したり撮影する時は、あまり近づいてウミネコを驚かさないようにしてくださいね。双眼鏡や望遠のレンズがあると便利ですよ。
あとは、「糞爆弾」にも気をつけましょう!
ウミネコの卵(6月)。カラスなどに食べられてしまうことも多い。
数あるコロニーのひとつ。鴛泊―沓形間
餌をねだる雛鳥。
毎年、研究者や地元の人達が協働してウミネコの個体数調査を行っています。
近年その数は減少傾向にあるものの、今年の調査では去年より1万羽ほど多い約4万羽のウミネコが利尻島に繁殖にやってきていると推定されます。
そして今は子育て真っ盛り。先月11日に調査を行なった時はまだ卵だったヒナたちが、親鳥に餌をねだる姿が見られます。8月の巣立ちの時まで、ヒナたちはずっと巣の近くで過ごすことになります。営巣地は鴛泊―沓形間の道路沿いに集中しているので、利尻島にお越しの際はちょっと立ち止まって、ウミネコの子育てを観察してみてはいかがでしょうか。
ここで注意してほしいことがあります。
営巣地付近ではよく道路上をウミネコが歩いています。その上、他の鳥より逃げるのが下手なように感じます。実際はねられて死ぬ個体も少なくありません。自動車やバイクはゆっくり運転でお願いします。
観察したり撮影する時は、あまり近づいてウミネコを驚かさないようにしてくださいね。双眼鏡や望遠のレンズがあると便利ですよ。
あとは、「糞爆弾」にも気をつけましょう!
ウミネコの卵(6月)。カラスなどに食べられてしまうことも多い。
数あるコロニーのひとつ。鴛泊―沓形間
餌をねだる雛鳥。