アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
ハヤブサのリリースから思うこと
2011年08月09日
苫小牧
8月8日にハヤブサのリリース(自然界に返すこと)がウトナイ湖野生鳥獣保護センターにて行われました。
最終チェックを受けるハヤブサ
この個体は、2009年3月30日函館市内で保護されました。
保護当時は、脱水症状があり腕の骨(尺骨)が骨折していましたが手術をして、2年半のリハビリの末に今回のリリースに至りました。
※ハヤブサは、"国内希少野生動植物種に指定されレッドリスト絶滅危惧Ⅱ類"に位置しています。
簡単に言うと、絶滅の危機が増大している動物ということです。
例えば、北海道を代表する大型のフクロウ「シマフクロウ」は、国内希少野生動植物種に指定されており、レッドリスト絶滅危惧ⅠA類に位置しています。
この絶滅危惧ⅠA類とは、近い将来に絶滅の危機が極めて高いという意味です。
もっと簡単に言うと、シマフクロウは北海道に約130羽~150羽しかいません。 これは、人間の人口を考えると容易にどれだけ少ないのか感じられると思います。
詳しいレッドリストの対象種については環境省ホームページを参照ください。http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html
今回リリースしたハヤブサは、無事に草むら奥の木の方へ飛んで行きましたが、1年半も保護されていたので長い時間飛べる体力や、生きた餌を捕ることができるかどうか心配なところです。
元気に飛んで行きました。
しかし、本来は野生動物は人間に触られたくもなければ、ましてや狭い部屋で飼われるなんてもってのほかです。 本人達に聞いたわけではありませんが、自分が野生動物なら、自然界で自由に生きていたいです。
なので、この放鳥個体も再保護されることなく、自力で生きて行き、自由を勝ち取ることを願っています。
野生動植物や飼育動物の保護や管理については常に賛否両論がありますが、「もしも、自分が野生動物や植物、飼育動物だったら」と考えると簡単に答えが見つかるんじゃないかな?? と、思っています。
そこには、難しい学問的な研究や、道徳的思想、はたまた難しい法律などじゃなく、「相手の気持ちになって考える」その事が一番最初にくる一番大切なことなんじゃないかなー。
人間生活においても同じことですよね。
簡単な事を簡単にできる人間がいっぱい増えたら地球はきっと、もっといい所になると思うんですよね。
最終チェックを受けるハヤブサ
この個体は、2009年3月30日函館市内で保護されました。
保護当時は、脱水症状があり腕の骨(尺骨)が骨折していましたが手術をして、2年半のリハビリの末に今回のリリースに至りました。
※ハヤブサは、"国内希少野生動植物種に指定されレッドリスト絶滅危惧Ⅱ類"に位置しています。
簡単に言うと、絶滅の危機が増大している動物ということです。
例えば、北海道を代表する大型のフクロウ「シマフクロウ」は、国内希少野生動植物種に指定されており、レッドリスト絶滅危惧ⅠA類に位置しています。
この絶滅危惧ⅠA類とは、近い将来に絶滅の危機が極めて高いという意味です。
もっと簡単に言うと、シマフクロウは北海道に約130羽~150羽しかいません。 これは、人間の人口を考えると容易にどれだけ少ないのか感じられると思います。
詳しいレッドリストの対象種については環境省ホームページを参照ください。http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html
今回リリースしたハヤブサは、無事に草むら奥の木の方へ飛んで行きましたが、1年半も保護されていたので長い時間飛べる体力や、生きた餌を捕ることができるかどうか心配なところです。
元気に飛んで行きました。
しかし、本来は野生動物は人間に触られたくもなければ、ましてや狭い部屋で飼われるなんてもってのほかです。 本人達に聞いたわけではありませんが、自分が野生動物なら、自然界で自由に生きていたいです。
なので、この放鳥個体も再保護されることなく、自力で生きて行き、自由を勝ち取ることを願っています。
野生動植物や飼育動物の保護や管理については常に賛否両論がありますが、「もしも、自分が野生動物や植物、飼育動物だったら」と考えると簡単に答えが見つかるんじゃないかな?? と、思っています。
そこには、難しい学問的な研究や、道徳的思想、はたまた難しい法律などじゃなく、「相手の気持ちになって考える」その事が一番最初にくる一番大切なことなんじゃないかなー。
人間生活においても同じことですよね。
簡単な事を簡単にできる人間がいっぱい増えたら地球はきっと、もっといい所になると思うんですよね。