アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
ワシウォッチングのススメ ~上級編~
2012年02月23日
羅臼
オオワシとオジロワシの見分け方をとおして、バーチャルワシ観察をお届けしています。
初級では「留まり姿」と「飛翔姿」、中級では「顔」と「足」のそれぞれを見分けました。もうすっかりオオワシとオジロワシの区別がつくようになったのではないでしょうか。
けれど…さまざまな動物がそうであるように、
鳥も、成長とともにその姿に変化が見られます。
そこで上級編では、成鳥とは違う幼鳥や亜成鳥の特徴から、オオワシとオジロワシを見分けてみましょう。
今回は一度に見てみます。
ポイントは「羽の色」と「くちばしの色」です。
白と黒のはっきりとした配色だったオオワシですが、若い個体はまだら色をしています。成鳥は真っ白だった尾羽の淵にも、黒い色がありますね。
また、見えづらいですが、くちばしの先端に黒い色が見えます。
オジロワシも、全体的にまだら色をしていますし、真っ白だった尾羽の淵が黒く、くちばしの先端が黒いですね。
違う角度から見てみましょう。
オオワシもオジロワシも、6年から8年かけて成鳥になります。
少しずつ羽が生え変わり、羽やくちばしの色は成長とともに変化していきます。それらを見ることで今何歳なのか、が分かるのです。
それでは、上級編でもワシをカウントしてみましょう。
今回は上級編なので、オオワシとオジロワシだけではなく、成鳥と若鳥にも分けてカウントしてみましょう。
正解は…
オオワシ成鳥9羽、オオワシ若鳥2羽、
オジロワシ成鳥4羽、オジロワシ若鳥4羽
でした。
見えづらく、ちょっと難しかったかもしれません。
いかがでしたか?
3回にわたってお届けしたバーチャルワシウォッチング。
一度もオオワシを見たことがないという方も、もう今ではオジロワシとの区別も、成鳥と若鳥の違いも分かるワシウォッチャーですね。
とはいえ、やはりバーチャルです。
ワシたちの、悠々と空いっぱい旋回する姿も、ごつい足で蹴りあいながら争って魚を食べる姿も、キンと冷えた空気にこだまする鳴きあいも…、
すべては本物を生で見ていただきたい。
ちょうど今、知床半島には数多くのオオワシ・オジロワシが飛来し、上の写真のように、ワシのなる木が住宅のすぐ裏で見ることができます。
ぜひ、この機会に本当のワシウォッチャーに。
私からの、ワシウォッチングのススメ、でした。
初級では「留まり姿」と「飛翔姿」、中級では「顔」と「足」のそれぞれを見分けました。もうすっかりオオワシとオジロワシの区別がつくようになったのではないでしょうか。
けれど…さまざまな動物がそうであるように、
鳥も、成長とともにその姿に変化が見られます。
そこで上級編では、成鳥とは違う幼鳥や亜成鳥の特徴から、オオワシとオジロワシを見分けてみましょう。
今回は一度に見てみます。
ポイントは「羽の色」と「くちばしの色」です。
白と黒のはっきりとした配色だったオオワシですが、若い個体はまだら色をしています。成鳥は真っ白だった尾羽の淵にも、黒い色がありますね。
また、見えづらいですが、くちばしの先端に黒い色が見えます。
オジロワシも、全体的にまだら色をしていますし、真っ白だった尾羽の淵が黒く、くちばしの先端が黒いですね。
違う角度から見てみましょう。
オオワシもオジロワシも、6年から8年かけて成鳥になります。
少しずつ羽が生え変わり、羽やくちばしの色は成長とともに変化していきます。それらを見ることで今何歳なのか、が分かるのです。
それでは、上級編でもワシをカウントしてみましょう。
今回は上級編なので、オオワシとオジロワシだけではなく、成鳥と若鳥にも分けてカウントしてみましょう。
正解は…
オオワシ成鳥9羽、オオワシ若鳥2羽、
オジロワシ成鳥4羽、オジロワシ若鳥4羽
でした。
見えづらく、ちょっと難しかったかもしれません。
いかがでしたか?
3回にわたってお届けしたバーチャルワシウォッチング。
一度もオオワシを見たことがないという方も、もう今ではオジロワシとの区別も、成鳥と若鳥の違いも分かるワシウォッチャーですね。
とはいえ、やはりバーチャルです。
ワシたちの、悠々と空いっぱい旋回する姿も、ごつい足で蹴りあいながら争って魚を食べる姿も、キンと冷えた空気にこだまする鳴きあいも…、
すべては本物を生で見ていただきたい。
ちょうど今、知床半島には数多くのオオワシ・オジロワシが飛来し、上の写真のように、ワシのなる木が住宅のすぐ裏で見ることができます。
ぜひ、この機会に本当のワシウォッチャーに。
私からの、ワシウォッチングのススメ、でした。