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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

ワシ観察には双眼鏡を!

2012年02月27日
ウトロ
先日のワシ調査で確認をしたオオワシ・オジロワシは、100羽を超えました。
ほとんどが流氷上にいたワシたちです。

流氷が接岸するまでの調査では、川沿いや道路沿いの木にとまっている姿をよく見ましたが、今は流氷が押し寄せ、川も氷で覆われてしまっています。ワシたちはえさを見つけるのに容易な、海が開いているところに移動しているのでしょう。

巡視や調査の時には、双眼鏡は欠かせません。実際のワシ調査では、倍率の高いスコープも持って行きますが、双眼鏡は常に首にかけていつでも覗けるようにしています。

流氷上のワシはかなり遠くにいることがあり、肉眼ではいるのかいないのか分からないこともあります。そんな時も、双眼鏡。
何気なく流氷を見ていただけでは気づかなくても、双眼鏡で探してみると、「あ、あっちにいた」「こっちにも」と発見できることがよくあります。

ワシに限らず、動物や自然風景そのものも双眼鏡を使って見てみると、新たな発見があるかもしれません。逆さにして使えば、ルーペにもなりますし。
皆さんも、知床にくる際には、リュックの中にひとつ入れておくと楽しみが広がりますよ。


双眼鏡を使って、ワシを探し中