北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
平成24年4月17日
今日は、相泊方面の巡視に行って参りました。
巡視の最中には、かなりの高確率でエゾシカが観察できるのですが、
気のせいか今日観察したエゾシカはとても弱々しく見えました。
エゾシカは雪解けで地面から顔を出したササを食べており、
知床の長く厳しい冬を乗り切るのに必死である事が伝わってきます。
特に今年は全道的に積雪量が多く、野生動物にとっては
とても厳しい冬であったでしょう。
海岸線を歩いていてもしばしばエゾシカの死体を目にし、
自然の厳しさを痛感します。
野生動物の必死にたくましく生きている姿を見て、
いつも感動を覚えます。
自分もあのたくましさを見習わなくては!と思いつつ
生きています。見習っているかは別として・・・・
写真:雪から出たササを食べるエゾシカ
これから春に向けて、生き生きとした野生動物たちの姿を早く見たい!
羅臼の山々が一面緑になるのが待ち遠しくてたまりません。
これからアクティブレンジャーの巡視は羅臼岳や知床岬など
ハードな内容なものも増えてきます。
これからますますディープな内容の自然情報を発信していきたいと
考えていますのでよろしくお願いします。