アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
遅れぎみの春
2012年05月01日
稚内
記録的な雪と寒さに襲われた長い冬もようやく終わり、礼文にもやっと春がやってきました。ただ、春の日差しが降り注ぎ、日に日に暖かくなってきているとはいえ、島内にはまだ雪が残っている場所も多くあり、厳しかった冬の影響を感じさせます。
礼文島北部の久種湖は昨年は4月の中旬には全面解氷していましたが、今年は4月末の時点でまだ全面解氷とはならず、湖畔の周遊歩道にも雪が多く残っていました。ミズバショウの開花も昨年に比べて遅いようで、ほかにもザゼンソウやエゾノリュウキンカなども開花が遅れているようです。ただ、湖にはダイサギ・チュウサギ・アオサギなどのサギの仲間、マガモ、オシドリ、カルガモなどのカモ類、ウミウ、ツグミなどの渡り鳥達が飛来しており、春の到来を感じさせてくれます。
(左)まだ雪と氷が残る久種湖(4/23)
(右)湖畔のミズバショウ(4/23)
礼文島南部の桃岩歩道では歩道上に雪が残っている箇所はなく、雪解けによるぬかるみもないので歩きやすいですが、積雪の影響で一部木柵が傷んでいて通行に際し注意が必要な箇所があります。ただ、開花状況は久種湖に比べると順調のようで、キバナノアマナ、エゾエンゴサク、ザゼンソウ、ヒメイチゲ、ショウジョウスゲといった花を確認できたことから平年とあまり変わらないようです。
上段左:キバナノアマナ(4/24) 上段右:ザゼンソウ(4/24)
下段左:ヒメイチゲ(4/24) 下段右:ショウジョウスゲ(4/24)
今のところ季節はやや遅れ気味の礼文島ですが、4月の下旬からは暖かい日が続いています。この先も暖かい日が続けば開花状況は徐々に平年並みに戻ってくると思いますが、今年の厳しい冬が礼文島の動植物にどのような影響を与えたのかは非常に気になるところです。
礼文に飛来している野鳥たち
上段左:ハクセキレイ(4/24スコトン岬)上段右:ノビタキ(4/24スコトン岬)
下段左:ウミウ(4/23久種湖)下段右:アオサギ(4/23久種湖)
礼文島北部の久種湖は昨年は4月の中旬には全面解氷していましたが、今年は4月末の時点でまだ全面解氷とはならず、湖畔の周遊歩道にも雪が多く残っていました。ミズバショウの開花も昨年に比べて遅いようで、ほかにもザゼンソウやエゾノリュウキンカなども開花が遅れているようです。ただ、湖にはダイサギ・チュウサギ・アオサギなどのサギの仲間、マガモ、オシドリ、カルガモなどのカモ類、ウミウ、ツグミなどの渡り鳥達が飛来しており、春の到来を感じさせてくれます。
(左)まだ雪と氷が残る久種湖(4/23)
(右)湖畔のミズバショウ(4/23)
礼文島南部の桃岩歩道では歩道上に雪が残っている箇所はなく、雪解けによるぬかるみもないので歩きやすいですが、積雪の影響で一部木柵が傷んでいて通行に際し注意が必要な箇所があります。ただ、開花状況は久種湖に比べると順調のようで、キバナノアマナ、エゾエンゴサク、ザゼンソウ、ヒメイチゲ、ショウジョウスゲといった花を確認できたことから平年とあまり変わらないようです。
上段左:キバナノアマナ(4/24) 上段右:ザゼンソウ(4/24)
下段左:ヒメイチゲ(4/24) 下段右:ショウジョウスゲ(4/24)
今のところ季節はやや遅れ気味の礼文島ですが、4月の下旬からは暖かい日が続いています。この先も暖かい日が続けば開花状況は徐々に平年並みに戻ってくると思いますが、今年の厳しい冬が礼文島の動植物にどのような影響を与えたのかは非常に気になるところです。
礼文に飛来している野鳥たち
上段左:ハクセキレイ(4/24スコトン岬)上段右:ノビタキ(4/24スコトン岬)
下段左:ウミウ(4/23久種湖)下段右:アオサギ(4/23久種湖)