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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

ヒメマス釣り解禁しました

2012年06月01日
支笏湖
皆さん、こんにちは。支笏湖AR福家です。
今日から6月ですね。支笏湖温泉ではエゾハルゼミの中低音な声も、昨日くらいからじわじわと大きくなってきました。とある釣り人の話では、エゾハルゼミが鳴き出すとヒメマスが釣れるようになるそうです。

というわけでいよいよ、本日朝3時、ヒメマス釣りが解禁となりました。またそれに併せて本日より事前に許可を受けた船に限って動力船の使用が出来るようになります。(解禁期間は8月末まで)
さてそれらの解禁日を迎え、昨日夕方、そして今朝の明け方、北海道、千歳市、支笏湖漁業組合の方たちとともに合同巡視を行ってきました。


■昨日5月31日(木) 解禁前日の巡視
この日は、ヒメマス釣りや動力船の使用をフライングしていないか、またどれくらいの数の船が待機しているのかを確認します。



2隻の船での巡視。



各ボート置き場、夕方には既にたくさんの船が待機していました。
(支笏湖の3箇所のボート置き場で合計200隻近く)


■本日6月1日(金) 明け方の巡視
この日は、ヒメマス釣りの状況や、解禁区域以外での釣りや走行といった禁止行為をしていないかなどを確認します。



朝日が雲の間から上ってきたのが朝5時前でした。



解禁区域内では釣りに勤しむ船がたくさんいました。
(3つの解禁区域で計208隻)



湖上を監視する笠原保護官。



風不死岳。



なお、支笏湖の沖の方は禁漁区域となります。その目印がこちらの境界標識。湖畔に数カ所この印があり、これを結んだ線より沖は禁漁区となります。

ルールが多く複雑ではありますが、国立公園内の自然や水産資源を守っていくためには必要なルールであり、関係機関が協力して取り組んでいます。皆さまのご協力をお願いいたします。