アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
遡上
2012年10月05日
洞爺湖
9月29日に、洞爺湖湖畔をパークボランティアの方たちとパトロールを行いました。
洞爺湖湖畔での主な活動は清掃となります約5時間湖畔を歩いて回収したゴミは、燃えるゴミ40L×2袋、ペットボトルと空き缶40L×2袋となりました。ゴミの種類としては空き缶、ペットボトル、タバコの吸い殻、レジ袋、お弁当の容器、お菓子類の袋、雑誌、栄養ドリンクの空き瓶などでした。
また、この活動では湖畔の自然観察も同時に行います。
じっと首をあげたまま動かないアオダイショウ(※1)を見つけました。
時より舌をチョロチョロさせてこちらの様子を伺っているようでした。
<拾い集めたゴミ>
<首を持ち上げたままのアオダイショウ>
途中、お昼休憩で立ち寄ったソウベツ川では産卵のために遡上するサクラマス(※2)たちを見ることが出来ました。
<遡上するサクラマス>
遡上したサクラマスは産卵を終えた後死んでしまいます。
死体は川の水生昆虫や鳥や哺乳類のエサとなります。
哺乳類によって陸上に引き上げられたサクラマスの死体やサクラマスを食べた哺乳類の糞は昆虫や微生物などにより分解され木の栄養となります。
サクラマスの栄養で育った木や森には鳥が集まり、その鳥や巣の卵を狙いアオダイショウが木に登ります。
サクラマスの遡上から栄養の循環や命のつながりをイメージすることが出来ます。
※1アオダイショウ (学名:Elaphe climacophora)
爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ナメラ属に分類される北海道では最大のヘビ。
体長は約1メートルから約2メートルになります。
平地から山地にかけての森林、堤防、農地などに生息します。
食性は肉食で、トカゲやカエル、ネズミなどを食べます。
木に登り、鳥の巣を襲い卵やひな鳥を食べることもあります。
洞爺個を遊泳する姿も時より見られます。
※2サクラマス (学名:Oncorhynchus masou)
サケ科サケ目に分類される魚の一種。
8月下旬から10月上旬に北海道各地の河川で産卵のために海から遡上します。
洞爺湖の場合は湖が海の役割をしています。
卵から生まれ川を下る前の幼魚、川に残る個体をヤマメと呼び体長は約15~20㎝になります。
ヤマメの体にはパーマークと呼ばれる楕円型の模様があり、川を下る時期になると見えにくくなります。
降海する個体は35~70㎝になり約3~4年で河川に戻ってきます。
洞爺湖湖畔での主な活動は清掃となります約5時間湖畔を歩いて回収したゴミは、燃えるゴミ40L×2袋、ペットボトルと空き缶40L×2袋となりました。ゴミの種類としては空き缶、ペットボトル、タバコの吸い殻、レジ袋、お弁当の容器、お菓子類の袋、雑誌、栄養ドリンクの空き瓶などでした。
また、この活動では湖畔の自然観察も同時に行います。
じっと首をあげたまま動かないアオダイショウ(※1)を見つけました。
時より舌をチョロチョロさせてこちらの様子を伺っているようでした。
<拾い集めたゴミ>
<首を持ち上げたままのアオダイショウ>
途中、お昼休憩で立ち寄ったソウベツ川では産卵のために遡上するサクラマス(※2)たちを見ることが出来ました。
<遡上するサクラマス>
遡上したサクラマスは産卵を終えた後死んでしまいます。
死体は川の水生昆虫や鳥や哺乳類のエサとなります。
哺乳類によって陸上に引き上げられたサクラマスの死体やサクラマスを食べた哺乳類の糞は昆虫や微生物などにより分解され木の栄養となります。
サクラマスの栄養で育った木や森には鳥が集まり、その鳥や巣の卵を狙いアオダイショウが木に登ります。
サクラマスの遡上から栄養の循環や命のつながりをイメージすることが出来ます。
※1アオダイショウ (学名:Elaphe climacophora)
爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ナメラ属に分類される北海道では最大のヘビ。
体長は約1メートルから約2メートルになります。
平地から山地にかけての森林、堤防、農地などに生息します。
食性は肉食で、トカゲやカエル、ネズミなどを食べます。
木に登り、鳥の巣を襲い卵やひな鳥を食べることもあります。
洞爺個を遊泳する姿も時より見られます。
※2サクラマス (学名:Oncorhynchus masou)
サケ科サケ目に分類される魚の一種。
8月下旬から10月上旬に北海道各地の河川で産卵のために海から遡上します。
洞爺湖の場合は湖が海の役割をしています。
卵から生まれ川を下る前の幼魚、川に残る個体をヤマメと呼び体長は約15~20㎝になります。
ヤマメの体にはパーマークと呼ばれる楕円型の模様があり、川を下る時期になると見えにくくなります。
降海する個体は35~70㎝になり約3~4年で河川に戻ってきます。