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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

ヒグマも飛び入り!?小清水高校の皆さんによるボランティア活動

2012年10月30日
ウトロ
 紅葉もピークを過ぎ、知床連山は尾根に冠雪、いよいよ冬の気配を感じる今日この頃。小清水高校の皆さんがボランティア活動で訪れ、フレペの滝遊歩道を直してくださいました。

 フレペの滝に続く遊歩道は、今年も沢山の利用者が歩いたことで道が削れ、ひとたび雨が降ると大きな水たまりやぬかるみができてしまっていました。ここに砂利を敷くことで水はけを改善し、歩きやすい遊歩道に戻す、というのが今回の作業です。

 この日は小雨がぱらつき気温も低いというあいにくの天気だったのですが、生徒の皆さんは大変にぎやか!若いって素晴らしい!知床財団職員の方から作業の説明をうけると、3班に分かれて早速とりかかります。


砂利を現場へ運ぶチーム

 一輪車で砂利を遊歩道へ運び、敷いてはならし、ならしては運ぶ。スタートから三十分ほどがたち、作業にも慣れてきたところへ飛び入り参加者が……そうです、ヒグマです。作業をしていた遊歩道からはわずか30~40mほどのところ。これは危険、ということで、そばにある100㎡運動ハウス内へ避難しました。ヒグマを間近で見た生徒の皆さんは大興奮(引率の先生方も大興奮)です。


窓辺に集まりヒグマを観察中

 知床財団の方々によって追い払い・安全確認がおこなわれたのち作業再開。思わぬアクシデントがありましたが、何はともあれ遊歩道の補修は完了です。


運ばれてきた砂利を敷くチームと、補修された遊歩道

 小清水高校の皆さん、どうもありがとうございました!是非またプライベートでもお越しください!