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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

野鳥と冬芽の観察会を開催しました

2012年11月22日
支笏湖
皆さん、こんにちは。
寒いですねぇ。

今日は『シリーズ支笏湖の山』は小休止。先日開催された、今年最後のPV観察会『野鳥と冬芽の観察会』のご報告です。

11月11日(日曜日)、連日雨の支笏湖でしたが、この日は素晴らしい快晴。
12名の方に参加していただき、PVが2名解説を担当、そして9名のPVにサポートをしてもらいながら、休暇村周辺~千歳川~支笏湖園地を散策しました。葉が落ちて見通しのよくなった木々の間に、たくさんの鳥を見ることができました。そして樹木の『冬眠』のかたち、冬芽の様子もじっくり観察できました。



【1】朝から快晴、気持ちよく開始しました 【2】ツルウメモドキの黄色と赤のかわいい果実 【3】熱心にメモをとったりPVに質問を投げかける皆さん 【4】コゲラが出入りしていた樹洞 おうちでしょうか 【5】ツルリンドウの赤い果実。誰かにかじられたような跡が

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そして次は千歳川沿い。ここでは、キンクロハジロ、マガモ、アビなどが泳いでいる姿が見られ、皆さん、双眼鏡片手に盛り上がっていました。

ちなみにキンクロハジロ Aythya fuligula は冬になると日本にやってきて、水に潜り、貝や甲殻類、小動物などを獲って食べながら暮らしています。支笏湖では他にもカルガモ、オシドリなどが生活していますが、藻場や小魚などの餌が少ないことから水鳥類の種類、数は少ないそうです。
参照:支笏洞爺国立公園管理計画書・支笏洞爺国立公園及び各管理計画区の概況



【1】一列に並んで泳ぐキンクロハジロ 【2】それをほぼ一列になって覗く参加者の皆さん 【3】湖畔橋から千歳川をのぞき込んだり、青い空に映える恵庭岳を眺めたり

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そして湖畔に接近し、真っ青な初冬の支笏湖を堪能。支笏湖園地ではエナガの群れも飛んでいました。落ち葉の道をのぼって行き、休暇村園地に戻りました。



【1】真っ青な支笏湖と恵庭岳 【2】ハウチワカエデの冬芽について解説するPV 【3】休暇村へ続く落ち葉の道。空気は冷えていましたが、日差しがあたたかいです


次回、支笏湖地区パークボランティアによる観察会は、来年2月9日(土)を予定しています。
また来年のご参加、お待ちしております。