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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

シリーズ支笏湖の山 その2漁岳

2012年11月07日
支笏湖
みなさん、こんにちは。
前回恵庭岳を皮切りに始まった、シリーズ支笏湖の山。

支笏湖エリアのAR日記は、歴代ARの方々が書き連ね6年目になりますが、ここらで一度支笏湖の山をまとめて紹介しよう、と勝手に始まったシリーズです。
夏山シーズンも終わりで寂しい…と思っていましたが、色々な方の話を聞いていると、支笏湖周辺は冬しか登れない山も多く、支笏湖といえば冬!とも。長い冬、楽しみですね。

さて、赤や黄色や橙色に染まった葉っぱも大方散ってしまい、いよいよ頭に雪をのせている山も増えてきました。

というわけでシリーズ第2回目は、11/5(月)の朝、支笏湖周辺で一番、真っ白になっていた『漁岳―いざりだけ』標高1318.0mです。
(なお標高は、国土地理院発行の地形図をもとに作成された『支笏洞爺国立公園(支笏・定山渓地域)区域及び公園計画図』での記載に統一しています)



【写真】恵庭岳の奥に、冠雪した漁岳。雲で隠れていますが、恵庭岳も頂上付近には雪が積もっていました

漁岳は恵庭市・千歳市・札幌市を分ける山で、恵庭岳の北西にそびえています。語源はアイヌ語の『イチャンコッペ(サケ・マスの産卵する川)』から『漁』という字が当てられたそうで、そこから流れる漁川には、アメマスやオショロコマなどが生育しています。整備された夏道は無く、山行記録などを見ても冬の景色の方が多くみられ、まさしくこれからが本シーズン?なようです。


ちなみにこの日は風不死岳にも雪が。
樽前山は、地上からは雪は確認できませんでした。



【写真】樽前山(左)と風不死岳(右)

プリン(溶岩ドーム)に粉砂糖がかかる日を今か今かと待ち構えています。