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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

いさり火がやってきた

2012年11月15日
ウトロ
夜が明るい。


網走沖に、イカ釣り漁船の灯りが灯っています。約40年ぶりに操業した昨年に続いてのことです。

『スルメイカを追ってイカ釣り船が集結。市史の記録によると1965年が最後。北大大学院桜井泰憲教授(海洋生態学)によると、斜里・網走沖は76年以来、この季節は水温が低い状態が続いていたが、昨年から水温が上昇し、暖流に乗って道東海域からイカがくるようになった。「ただ今後も続くかはわからない」』※北海道新聞2011/10/19 P23(オホーツク版)一部抜粋

昼間でも、海に目を向けると、多くの漁船。夜も昼も漁をしているのでしょうか。そして、なぜ海に目を向けるのかというと、11月に入り、海岸線の巡視に力を入れているからです。それは、鳥インフルエンザの早期発見や、漂着する可能性のある場所において、衰弱や死亡した鳥類の有無を確認するためです。
この日の異常は無し。


堤防の上にはウミウにゴメ達。漁船からのおこぼれを狙っているのでしょうか。
オホーツク海での漁の許可期間は12月31日まで。波の状態がよければ、漁の灯りを楽しむことができます。