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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

野付半島 冬の野鳥

2012年12月26日
羅臼
 12月20日、野付半島の巡視に行って来ました。
冬の野付半島といえば、北海道のバードウォッチャーにはとても有名です。
希少な猛禽類やカモ類などがたくさん訪れます。今回は野付半島の美しい野鳥を紹介したいと思い立ち、日記に記します。

 鳥好きの自分としては、冬の道東で野鳥を観察しながら仕事ができる事を、何よりも幸せに感じます。もちろんただ野鳥を観察しているわけではありません。鳥インフルエンザ監視のために、弱っている野鳥や死亡個体などがいないか確認し、発見した場合には救護等の活動を行います。その他、野付半島の利用状況や自然情報の収集、鳥獣保護区制札の確認、エゾシカの発見記録などの業務を行っています。

 ここからは、巡視で観察できた野鳥を紹介します。
やはり冬の道東といえば、オオワシ・オジロワシですよね。野付半島 では、オオワシの群れが観察できました。綺麗な青空をバックに、オオワシの凛々しい姿が撮影できました(電線が少し邪魔ですが)。野付半島では、他にオジロワシ、クロガモ、ユキホオジロ、オオハクチョウ、セグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、スズガモ、カワラヒワなどの野鳥に出会えました。


野付半島、オオワシ成鳥

尾岱沼側の標津漁港付近海岸では、コオリガモの群れが観察できました。
他にも、春別川河口付近には、オオハクチョウ、ミミカイツブリ、カワアイサ、マガモ、ホオジロガモなどのカモ類が観察できました。特にコオリガモは、羽の色が特徴的でとても美しい野鳥です。


標津漁港付近、コオリガモの群れ
 
 これからも予期せぬ野鳥との出会いを思うと、胸が躍ります。
冬の道東、皆さんも是非訪れてみてください。
きっとすてきな経験ができるはずです。