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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

四十三山自然観察会

2014年03月05日
洞爺湖
2月23日(日)に自然ふれあい事業「四十三山自然観察会」を実施しました。
例年は秋に実施している観察会ですが、今年度はとうやBINOCOLO代表の福島豪さんを講師に迎え、冬に開催しました。
福島さんは、カヌー、ラフティング、スノーモービル等のガイディングや火山マイスターの資格も持つプロのガイドです。

午前の部では洞爺湖ビジターセンター(VC)で冬の自然の楽しみ方、野鳥について、洞爺湖付近の火山活動や四十三山の成り立ちについてのお話をしていただきました。


<左上:自然の楽しみ方について 右上:VC航空写真での四十三山の説明>
<左下:双眼鏡で野鳥の観察   右下:見上げて木の観察>

午後の部ではスノーシューを履いて四十三山を歩き自然観察をしました。
途中、洞爺湖温泉利用協同組合のご協力をいただき、職員の石畑さんより洞爺湖溫泉の話と溫泉の源泉を見学し、実際にお湯に触れることが出来ました。洞爺湖溫泉のお湯は一般的な化粧水と同じpHで美肌効果があるようです。


<左上:源泉に触れる保護官  右上:地熱が高くフキノトウが早く顔を出す>
<左下:洞爺湖溫泉の解説  右下:噴気孔の温度を確かめる>


<左上:火口を見ながら歩く 右上:深雪をラッセルする福島さん>
<左下:息を切らすのぼり   右下:楽しいくだり>

冬は木の葉が落ち、四十三山の火口や野鳥がみえやすく、雪上には哺乳類の足跡などの痕跡が多く見られる季節です。参加者の皆さんは息を切らしながらも火口の周りを歩いたり登ったりし、下りでは童心に戻り声を上げてお尻で滑り雪まみれになって楽しんでいただけました。また、午前お話ししていただいた内容が実際に体感でき冬の自然に対する知識が高まったと思います。