アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
利尻山登山に関する研修会
2014年04月08日
稚内
3月27日(水)、環境省、利尻町役場、利尻富士町役場など利尻山の保全に関わる地域の団体で組織された「利尻山登山道等維持管理連絡協議会」によって「利尻山登山に関する研修会」が開催されました。この研修会は、毎年シーズン中に登山者の宿泊を受け入れている島内の宿泊施設向けに、利尻山の登山利用の動向や利用上の課題、登山道を保全するための取り組みを報告し、登山者への適切な情報提供に役立てていただくのが目的です。
研修会には島内の宿泊施設の関係者のほか、地域の観光業に関わる方々も参加し、皆真剣な様子で話しを聴いていました。特に、中島自然保護官が発表した「利尻山の利用動向、利用上の課題について」の説明では、登山シーズン中、多忙で利尻山の現地の状況を把握しにくい宿泊施設の関係者向けにスライド写真と登山中に撮影したホームビデオが併用され、侵食が進む登山道の状況やその保全に向けた取り組みについて現地の状況が分かりやすく説明されていました。
中島自然保護官が利尻山の現状について解説している様子
私はこの研修会に向け、会場の設営補助や当日の運営補助のほかに、配布資料の作成を行いました。その配布資料の中で特に見ていただきたいのが、下の「2014年 利尻山すいすい登山カレンダー」です。
この「利尻山すいすい登山カレンダー」は、特定の時期に利用者が集中することで利尻山登山道の荒廃が進んでいた実情を踏まえ、登山者の利用時期を分散して登山道の負担を減らす事を目的としているものです。今年も、少しでも多くの登山者の方に見ていただき、できるだけ登山道の負担が少ない時期に訪れていただくことで、利尻山保全に役立てていければと思います。
この研修会の中では、地域の方から「自分の子供にも美しい利尻山を引き継ぎたい」という印象的な発言があったのですが、私もアクティブレンジャーとして、美しい利尻山を次世代へ残していけるよう、これからも地域の方々と一緒に考え、力を合わせて取り組んでいきたいと思いを新たにしました。
研修会には島内の宿泊施設の関係者のほか、地域の観光業に関わる方々も参加し、皆真剣な様子で話しを聴いていました。特に、中島自然保護官が発表した「利尻山の利用動向、利用上の課題について」の説明では、登山シーズン中、多忙で利尻山の現地の状況を把握しにくい宿泊施設の関係者向けにスライド写真と登山中に撮影したホームビデオが併用され、侵食が進む登山道の状況やその保全に向けた取り組みについて現地の状況が分かりやすく説明されていました。
中島自然保護官が利尻山の現状について解説している様子
私はこの研修会に向け、会場の設営補助や当日の運営補助のほかに、配布資料の作成を行いました。その配布資料の中で特に見ていただきたいのが、下の「2014年 利尻山すいすい登山カレンダー」です。
この「利尻山すいすい登山カレンダー」は、特定の時期に利用者が集中することで利尻山登山道の荒廃が進んでいた実情を踏まえ、登山者の利用時期を分散して登山道の負担を減らす事を目的としているものです。今年も、少しでも多くの登山者の方に見ていただき、できるだけ登山道の負担が少ない時期に訪れていただくことで、利尻山保全に役立てていければと思います。
この研修会の中では、地域の方から「自分の子供にも美しい利尻山を引き継ぎたい」という印象的な発言があったのですが、私もアクティブレンジャーとして、美しい利尻山を次世代へ残していけるよう、これからも地域の方々と一緒に考え、力を合わせて取り組んでいきたいと思いを新たにしました。