北海道のアイコン

北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

礼文の夏、最北限の夏

2014年07月28日
稚内
大暑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。日本最北の国立公園の、さらにその北限に位置する礼文島も夏の真っ盛り!気温こそ25度くらいまでしか上がりませんが、太陽の陽射しは夏のそれ、そのものです。





セリ科の草本やオニシモツケの純白が、そんな陽射しに眩しいくらいに輝きます。蒼い海や濃い緑によく映えます。



(左上から時計回りに、カラフトゲンゲ、キタノコギリソウ、リシリソウ、エゾカワラナデシコ、レブンウスユキソウ)

足元に目を落としてみると、これでもか!というくらい様々な種類の花が見つかります。上の写真はほんの一例。礼文島以外でも普通に見られる花から、絶滅危惧種に指定されている希少な花まで、いたるところで分け隔てなく咲き誇っています。

私が礼文島担当のアクティブレンジャーになって4ヵ月。島の特徴的な地形や気候に起因する日本離れの植生環境にこれまでも驚かされてきましたが、その驚きや感動は今や最高潮に達しています。

生命溢れる、最北限の短い夏。この素敵な季節が過ぎ去る前に、“花の浮島”礼文島へ是非とも足を運んでみてください。

【ご案内】
以前のアクティブレンジャー日記でもご紹介しておりましたが、今年度より礼文島自然歩道のポータルサイトが礼文町によって運営されています。歩道の最新情報や利用時の注意事項などは下記アドレスからどうぞ。

http://rebun-trail.jp/ (礼文島トレイルオフィシャルウェブ)