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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

花の季節の終わりに

2014年10月01日
稚内
 こんにちは。礼文島担当アクティブレンジャーの高澤です。

 礼文島へ甚大な被害をもたらした8月24日の豪雨から1ヶ月余り。被災の頃、島に吹いていた風は夏の余韻を感じさせる湿り気を含んだものでしたが、今ではすっかり清涼な秋のそれへと変わりました。いくつかの自然歩道は土砂崩れにより現在も閉鎖されていますが、進行してゆく季節の移り変わりと合わせるように、復旧へ向けた歩みが着実に進められています。

 自然歩道の最新情報については下記の公式ウェブサイトから発信されております。こちらもぜひご覧ください。

 礼文島トレイルオフィシャルウェブ http://rebun-trail.jp/

 さて、今回のアクティブレンジャー日記では被災を受けず利用が可能な歩道の一つ、岬めぐりコースから礼文島の秋の様子をお伝えしたいと思います。


写真1:ゴロタ岬付近からスコトン岬方面を望む(2014/9/25、岬めぐりコース)

 上の写真を撮影した場所は個人的に礼文島で一番のお気に入りビュースポット。スコトン岬の海蝕崖を見下ろし、その先には日本の国立公園として最北端に位置するトド島が浮かんでいます。最北や最果てといった場所にはロマンを感じます。残念ながら、トド島にはまだ上陸できていませんが…


写真2:ゴロタ岬のコガネギクとエゾオオマルハナバチ(2014/9/25、岬めぐりコース)

 こちらは花の季節のフィナーレを彩るコガネギク。そこへやってきたのはエゾオオマルハナバチ。花がまばらとなる中で、ひときわ鮮やかなコガネギクは最後のデザートのように思えたのですが、蜜の味はどんなものなのでしょうね。


写真3:ゴロタ浜から望むゴロタ岬と夕陽(2014/9/21、岬めぐりコース)

 秋分を過ぎ、みるみると日が短くなってきました。朝晩も冷え込むようになりましたので、歩道の利用の際は十分な防寒対策をお忘れないよう、お願いいたします。