アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
羅臼の冬、静けさのなかに
2015年01月09日
知床国立公園
みなさんこんにちは
現在、ここ羅臼町は冬を迎えております。
あたりは雪に覆われ、木々も葉を落とし、凍てつく風が吹きぬけています。
しかし、白と青で彩られた自然は、厳しく肌を突き刺す一方で例えようのない美しさを見せてくれています。
一見すると、雪と風が支配する静かなところに感じられますが...
こちらはエゾシカの雄。夏とはうって変わって、立派な角をつけています。
この2匹の雄は3分ほどこの状態で押し引きをしていました。
オオワシ、オジロワシは天地舞いながら餌の取り合いをしています。
写真の左下に細長く黄色いものがありますが、このシロサケの死体を取り合っています。
左のオジロワシはまだ成鳥ではなく体格も小さいためか、結局オオワシに餌をとられてしまいました。
静かな自然と対照的に、厳しい寒さの中でもたくましく生きる動物の姿をここ羅臼ではみることができます。