アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
今年も外来種除去リレーが開催されました。
2015年05月28日
利尻礼文サロベツ国立公園
5月24日、南浜湿原で、利尻島自然情報センターとの共催で今年最初の外来種除去活動が実施されました。今回の除去活動は、今年で2年目となる「外来種除去リレー」として行われ、私はサロベツの豊富から利尻島へと引き継がれてきた襷を掛けて作業に臨みました。(「外来種除去リレー」については、2014年5月29日・6月24日の利尻礼文サロベツ国立公園のAR日記をご参照ください)
今回の活動参加者は8人と少数ながら、外来種除去の経験が豊富な方が多く、僅か2時間の作業で1445本ものオオハンゴンソウを除去する事が出来ました。風があったものの晴天に恵まれ、気持ちよく作業が出来た事も除去作業がはかどる後押しになったのかもしれません。
ところで今回はテレビ局の方が外来種除去の様子を取材しに来ていたのですが、カメラが回っている最中も参加された方々は実にいつも通り作業を行っていました。こんな風にどんな時でも気張り過ぎず、自然体で作業に取り組んでいく事が、この活動を14年という息の長いモノにする秘訣なのかもしれません。省みれば今でも時々張り切り過ぎて空回りしてしまう日頃の私。私がこの活動から学べる事はまだまだ多くあるようです。
さてさて、いよいよ始まった各地区の外来種除去活動。次のリレー走者である礼文島を応援しつつ、今年の利尻島での除去活動も地道にそして着実に頑張っていこうと思います。
(みなさんお疲れ様です。これからもよろしくお願いします。)