アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
冬の贈り物
2015年12月02日
利尻礼文サロベツ国立公園
稚内では珍しく雪がしんしんと降りつもり、真っ白な雪景色で12月の幕が開きました。
クリスマスツリーがあちらこちらで目につく季節になりましたが、
稚内のとある場所で、ひと味違うツリーを見つけました!
「ワシの成る木」です!
白く縁取られた冬枯れの木に、大きめの飾りのようにオオワシやオジロワシが留まっています。かなりの大きさで迫力があります。
ここでは今の季節、目につく鳥はもっぱらオオワシかオジロワシです。
あちらにもこちらにも、飛んでいる姿や土手に座っているような姿、川の上を飛びエサを探している姿など、様々な様子を見せてくれます。
北から旅をしてきた彼らを支えるのは、
同じく長い長い旅をして戻ってきた彼女らです。
少しずつ凍り始めている川で、産卵しようと頑張っている姿がまだたくさん見られました。
次の世代に命を引き継ごうとする懸命な姿。
そして、それを糧にして冬を越し成長していこうとする姿。
どちらの姿もとても格好良く見えました。
長い旅を経て今ここにいる彼らから、