アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
春を探しに和琴半島へ
2016年04月21日みなさま、はじめまして!
4月より川湯自然保護官事務所にアクティブレンジャーとして赴任いたしました、二階堂美香と申します。
これから、川湯地区(摩周湖・硫黄山・屈斜路湖畔など)の自然やイベントの情報などを随時、発信して参ります。どうぞよろしくお願いいたします!
さて、4月も半ばを過ぎ川湯地区のあちこちで春の花も見かけるようになり、太陽も力強く、外に誘われ出る日が多くなってきました。
今日は、屈斜路湖の南岸につきでた「和琴半島探勝路」の様子をお伝えします。アイヌ語で「ワッコチ(魚の尾のくびれたところ)」と呼ばれる和琴半島には、1周2.5キロ、約1時間で回れる探勝路があります。
ここ数日の春の陽気ですっかり探勝路上の雪も溶け、歩きやすくなっていました。探勝路脇の至る所で「フクジュソウ」を見ることができます。
(和琴半島探勝路脇に咲く、「フクジュソウ」)
これから「ミズバショウ」や「ニリンソウ」なども開花しますし、和琴半島の先には今も蒸気をあげている「オヤコツ地獄」など、歩く者を楽しませてくれる自然でいっぱいです。
(蒸気をあげる「オヤコツ地獄」)
また、4月27日からは和琴半島で見られる動植物や自然情報を紹介する和琴フィールドハウスも開館します。ここで情報を手に入れ、いざ、和琴半島で春を探してみてください!
(つつじが原自然探勝路から「硫黄山」をのぞむ)
歴史、自然、人々の生活が調和する「阿寒国立公園 川湯地区」。
次回は、川湯温泉とも密接な関わりのある硫黄山と、硫黄山まで続く「つつじが原自然探勝路」をレポートしたいと思います。上記写真では、茶色一色の世界ですが、6月にもなれば、探勝路一体に咲き誇る「イソツツジ」で白い世界へと変貌を遂げます。
私も今から楽しみです!
イメージを膨らませて、次回のレポートをお待ちください!!