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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

礼文島アクティブレンジャーとなりました

2016年04月28日
稚内

みなさん、初めまして。

4月より、新たに利尻礼文サロベツ国立公園の礼文担当アクティブレンジャー(以下AR)としてやって参りました、小笠原と申します。これからは前任ARの高澤さんに代わり、私が礼文島の情報をお届けすることになります。礼文島の魅力を存分に伝えていけたらなと思っております。どうぞよろしくお願いします。


さて、北海道でも桜が咲きはじめ、春を感じられるようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?稚内そして礼文島も少しずつ春が近くなってきているなとは思えるのですが、未だに気温が1桁という寒い日も多くさすがは最北端だと感じる事も多いです。

そんな寒い日だった426日に、礼文島では桃岩展望台コースの補修に取りかかりました。

写真1:木道補修活動中。柵が壊れてしまっていて、危ないです。


桃岩展望台コースは、礼文島西海岸の景色や海に浮かぶ利尻島、そしてシーズンには様々な高山植物の花畑を見ることができる礼文島の中でも人気のトレイルコースなのですが、強風で上記の写真のように柵がぼろぼろになってしまい、とても危険な状態となっていました。

そこで、利用者の方々が安全にトレッキングを楽しめるように、私たちで柵の撤去・補修活動を行いました。北海道職員の方、礼文町役場の方、NPOや地元の方など、多くの方が集まって、みんなで協力して転がっている丸太を運んでいきます。

写真2:丸太を背負い運んでいく方。非常に重いのです・・・。


午前中は雪交じりの雨であり、さらには風も強いというあいにくの天気だったのですが、パワフルなみなさんはそんな物に全く屈さず、平然としていらっしゃいました。

私はひーこら言いながら柵を運んでいましたので、皆さんの力持ちぶりには驚くばかりでした。

そうして力を合わせた結果は、なんと午前中のうちに木材をすべて運び終わる事ができるというすばらしいものでした。これには参加していたみなさんも目を丸くして驚いていらっしゃいました。午後までかかってしまうと考えていたそうです。

写真3:どんどん運ばれてくる木材。1個、十数キロはあるのではないでしょうか。


これから礼文島は花のシーズンを迎えます。桃岩展望台コースにも、どんどんと花が咲き始めるでしょう。きれいになった桃岩展望台コース、是非いらしてみてください。

さて、次の記事ではこの日の午後を利用して見つけた礼文島の"春"をお伝えいたします。