アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
春の観察会を開催!
2016年05月30日初めまして!
4月より支笏湖自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーに着任いたしました、
當山真貴子(とうやま まきこ)と申します。
これから支笏湖周辺の美しい自然やイベント等の情報を発信してまいりますので、
どうぞ宜しくお願い致します。
さて、5月15日に支笏湖に着任して初めてのイベントである「春の息吹観察会」を開催しました。
休暇村支笏湖さんの駐車場で集合し、野鳥の森や千歳川沿いを散策しながら、
春の植物や野鳥を観察しました。
※クマゲラがアリを食べるために突いた木の前で解説をなさるPVさん
観察会では、エンレイソウやシラネアオイ、タチツボスミレ、エゾヤマザクラ、キタコブシ等
が見られました。
終始、"ホーホケキョ"、"キコキコキー"というウグイスやイカルのさえずりも聞こえ、
恋の季節も到来しているのだと感じ、心がウキウキしました。
※子どもが発見してくれた植物を解説中
普段、一人で歩いては通り過ぎてしまう場所が、パークボランティアさんの解説で
「こんな植物があったのか」と新たな発見をなさった参加者の方もいらっしゃり、
楽しんでいただけたようで私も嬉しく感じました。
※観察できた植物(抜粋)
また今回は、解説デビューを果たしたパークボランティアさんもおり、
先輩パークボランティアさんとペアを組んで解説をなさっていました。
ちなみに、もう一つ。
みなさんは、支笏湖の春の風物詩と言われる"鏡"という現象をご存じでしょうか?
※波の立っていない水面に、山々が鏡のように反射しています。
これは毎年春先、晴れて風がない等の条件が揃って発生する現象です。
着任早々、初めてこの現象を目の当たりにし、息をのむ光景とはこういうことをいうのかと感動しました!
3月下旬から5月上旬の間で発生しやすい現象ということなので、
来年の春先、晴れている日は支笏湖ドライブをしてみてはいかがでしょうか♪
冬枯れの木々で茶色や灰色だった景色から、
新芽や葉っぱの生い茂る緑色の景色へと変貌を遂げている支笏湖。
次回は、その新緑が美しい季節に観察会を開催する予定です。
みなさんのご参加、お待ちしております!
詳しくはこちらです。↓↓
http://hokkaido.env.go.jp/post_38.html