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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

真夏となって・・・

2016年07月22日
利尻礼文サロベツ国立公園

みなさんこんにちは。礼文担当アクティブレンジャーの小笠原です。

最近、日本はとても暑い日々を迎えていますね。まさに夏真っ盛りです。

日本各地の高い気温を見て、「うわあ...」と声を上げております。

礼文町も暖かい陽気に包まれてはいるのですが、たまに寒さを感じることもあります。

やはり日本で最も北にある町というのは伊達ではありません。

そんな最近の礼文島の様子をご紹介します。

 

(少し靄に包まれながら。自画自賛ながら悪くない画が取れたと自負しています(笑))

 

かなり目立つようになってまいりました、エゾカワラナデシコという花です。咲いている場所は礼文島中といって差し支えないのではないでしょうか?事実、私は礼文島のあちらこちらのトレイルコースでこの花を見かけています。

見頃は8月との事なので、これから礼文島を訪れようと考えている方たちにはまさにといった花でしょう。

 

そして、こちらの花。

(別名、エーデルワイス。セイヨウウスユキソウではありませんが、同じウスユキソウ属の花です。)

 

別名を知っている方は多いのではないでしょうか?レブンウスユキソウです。

写真ではアップでとっているため大きく見えますが、実際は小さなお花です。

礼文町の町花ともなっています。礼文林道コース内にあるレブンウスユキソウ群生地は現在すばらしい花畑となっています。

 

そんな貴重かつ美しい花々を守るための活動も行われています。

713日には「高山植物盗掘防止合同パトロール」が再び実施されました。

(パトロール中に利尻山がはっきりと。この日はいい天気でした。)

 

パトロールしていますよとのアピール、利用者の方々への活動の周知と普及と、より多くの方々が花々を慈しみながら、笑顔で楽しく観賞できるように様々な活動が行われています。

 

夏の暑さにうんざりした方々も多いと思います。涼を取りに、花に癒されに、ぜひ礼文島へといらっしゃってください。