アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
黒岳の雪
2016年10月24日こんにちは。上川自然保護官事務所の岩城です。
ヘリコプターによる黒岳石室バイオトイレのし尿の搬出作業のために、
10月13日に黒岳石室まで行って来ましたが、残念ながら雪と強風のため作業は
中止となってしまいました。
そこで今回は、黒岳石室へ至る雪の状況を写真でお伝えします。
もうすっかりあたりは冬です。
この時期になるとリフトは寒さとの戦いです。
スキーを滑りに来ていたら寒さもなんのそのなんですが・・・・。
雪が十分に積もると黒岳スキー場は11月11日にオープンする予定です。
(リフトは10月17日~11月10日まで整備運休しています)
7合目には大きな雪だるまが僕たちを出迎えてくれました。
ラッセルしながら登ってきましたが、雪が深くなってきたのでスノーシューを装着。
ふかふかの新雪の上を歩くのは気持ちがいいものです。
あたりが眩しくなったので、空に顔を上げると、雲の切れ間から青空が出てきました。
あたりは一面銀世界なので、照り返しの太陽光が目に焼き付きます。
雪の季節はサングラス、またはゴーグルを常備することをおすすめします。
雪目にならないように注意してくださいね。
雪のある山頂はやっぱり迫力があります。
雪をかぶった凌雲岳です。圧倒感が漂っていました。
この付近は風の通り道になっていたので、とにかくものすごく寒かったです。
黒岳石室が先に見えてきました。
この日作業の予定だった石室に無事に到着です。
周りを見渡すと、雪の世界。多いところでは約2mの積雪がありました。
この状況を見て、今回の作業は中止になりました。
これから大雪の山々は厳冬の季節へと進みます。
山へ入る際は、登山計画書の提出、しっかりした冬山の装備、また単独での登山は避け、天候の
状況にあわせた登山を心がけてください。決して無理な登山は行わないでください。
大雪山は四季折々のすばらしい景色が見えるところです。
みなさんも冬の大雪に遊びに来てくださいね。
今回のAR日記はここまでです。
また次回をお楽しみに。