アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
目覚めたサロベツ
2017年05月11日
稚内
稚内でも桜の開花宣言がでました!
この最北にも春が到着し、一気に緑が増え、春らしさを実感している稚内の青山です。
桜が咲く前でも、
あちらこちらで咲いているミズバショウやエゾエンゴサクなどの春一番の花たちや、
あちらこちらで見られた北帰行中の渡り鳥たちによって、
春が来ていることはひしひしと感じていました。
春の予感でうきうきするゴールデンウィークは、
最北にとっての目覚めの時期とも言えます。
冬の間眠っていた植物、動物(人も含む)が一斉に動き出します。
冬の間眠っていた建物や場所なども、併せて開かれていきます。
幌延ビジターセンターもその一つです。
5月1日、半年の眠りから目覚め、開館しました。
室内には、開花情報や湿原についてなど知ることができる展示・映像もあります。
散策前に、是非お立ち寄り下さい。
そして、2階では、
「サロベツ・エコモー・プロジェクト活動報告展」を開催しています。
サロベツ地域(豊富町、幌延町)で活動し、「サロベツ・エコモー・プロジェクト」に登録された32活動についての昨年度の活動報告です。
「サロベツ・エコモー・プロジェクト」とは、サロベツの自然や文化を楽しむ活動の環を広げ、湿原と農業が共生する地域づくりを進めるための取り組みです。
サロベツ地域で行われている様々な活動を通し、この地域の事を知って頂けると思います。
館内の展示と併せて、是非ご覧下さい。
人による活動を室内で知り、外では動植物の活動に触れて、サロベツを満喫して下さい。
木道沿いでは着々と、新たな季節を感じとれますよぅ♪