アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
数十年に一度だけ開花する植物
2017年06月20日
洞爺湖
こんにちは、洞爺湖自然保護官事務所の増田です。
もうすぐ七夕ですね。
北海道では、7月7日ではなく8月7日に七夕が行われるみたいです。
そんな七夕と言えば、笹!ですよね。
じつは笹に花が咲くこと知ってましたか?
壮瞥町と白老町とにまたがるお花の山として有名なオロフレ山で、笹の花が開花していました!
少し地味ですが、赤丸で囲ったのが笹の花です
この笹の花は数十年(60~120年)に一度の頻度でしか咲かず、
1世紀に1回咲くということからセンチュリーフラワーとも言われているそうです。
この笹の花が咲いているオロフレ山ですが、景色が素晴らしいんです。
山頂からは倶多楽湖、太平洋、洞爺湖、羊蹄山などを見渡すことができます。
高低差は300mほどなので初心者の人も無理なく登れますよ!
この山にはシラネアオイやイワヒゲ、チングルマ、ミヤマオダマキなどの高山植物が咲いています。
写真左側はシラネアオイ、右側はアカモノという花です。
せっかく綺麗に咲いている花たち、写真は撮っても植物は採らないで、見て楽しんでくださいね。