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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

真夏の礼文と子ども達

2017年08月04日
利尻礼文サロベツ国立公園

皆さん、こんにちは!

礼文担当アクティブレンジャーの小笠原です。

8月となって全国各地、猛暑が続いていますね。皆様如何お過ごしでしょうか?

礼文島も遂に暑くなってきてしまいました。晴れている日が増え、太陽が出ている時間も長くなり、各自然歩道に咲いている花々も夏の物へと姿を変えています。

※エゾカワラナデシコ。夏~初秋に掛けて礼文島で見ることが出来るポピュラーな花の一つです。もう少しすれば、今年の礼文島リボンプロジェクトの花に選ばれた「ツリガネニンジン」も含めて、また多くの花が咲きます。

そんな真夏の礼文島にて、礼文町教育委員会、NPO法人礼文島自然情報センター、林野庁宗谷森林管理署礼文森林官と一緒に、礼文島の子ども達に外来種について知ってもらい、実際に外来種駆除を体験してもらう取り組みを731日に行いました。

※子ども達に外来種について説明中。子ども達は皆真剣に聞いてくれました。今話題のヒアリなど外来種についての知識を持っている子も多く、これからがとても楽しみです。

私からは「外来種」とはどういうものか、どうして「外来種」が生まれるのかを子ども達に話しました。その後はNPOや森林官にバトンタッチし、実際に目の前に生えている植物は在来種か外来種かを当てるクイズ、複数チームに分かれて「どのチームが一番多く外来種を抜けるか」を競うチーム対抗戦を行うなどゲーム形式に則って、説明や駆除活動を行いました。この日の天気は好天かつ気温も高めで、まさに活動日和な一日。

参加した子ども達全員が暑さを物ともせずに、輝く笑顔で外来種の駆除に走り回っていました。

※利尻を背景に楽しそうに活動中。引率の先生方も一緒に抜いてくれました。

限られた時間にも関わらず、彼ら・彼女らの元気ハツラツパワーによって3キロ超の外来種が駆除されました。終了後に感想を聞いてみると、皆楽しかったと満足そうに笑ってくれました。楽しんで駆除をしてもらえたようで、本当に良かったです。

今回の活動をきっかけとして、一人でも多くの子ども達が外来種や自然保護に関して興味を持ってくれれば嬉しいですね。

※お知らせ

礼文島におけるAR写真展は無事に終了いたしました。見に来て下さった皆様、ありがとうございました。

現在、写真展は利尻島の鴛泊フェリーターミナルにて開催中です。機会がありましたら、是非お立ち寄りください。