アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
鳥!鳥!!そして...鳥!!!!! Japan Bird Festival 2017参加報告
2017年12月14日鳥はお好きですか?あなたの推しメンならぬ推し鳥はなんですか?私の推し鳥はもちろん、知床の海鳥を代表する絶滅危惧種ケイマフリ・・・・・・と言いたいところですが、一番好きなのはトラツグミな知床国立公園ウトロの高橋です。5~6月のいまだ残雪が残る羅臼岳で寝ていて、深夜ふと目を覚ますと遠くから聞こえてくる「ヒ―――......」という寂しげでどこか不気味でもある独特の鳴き声に、もののあはれを感じずにはいられません。トラツグミ、私の一推しです。(ちなみに二推しがオオジシギで、三推しがエゾセンニュウです)
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なんの話かと言うと、去る11月3・4日、「鳥」の祭典ジャパンバードフェスティバル2017に参加してきました。今回はその参加報告です!!!
ジャパンバードフェスティバルとは!!!
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ジャパンバードフェスティバル(Japan Bird Festival/略称:JBF)は、千葉県我孫子市手賀沼周辺にて行われる、鳥をテーマにした日本最大級のイベントです。
鳥のお絵かきやミニ工作、双眼鏡やスコープの体験、ミニライブやトークショー、小・中学生、高校生が自然観察の成果を発表する環境学会、鳥学講座、手賀沼バードウォッチングツアー、野鳥撮影体験、抽選によるプレゼントつきスタンプラリー、野鳥の写真展、バードカービング作品展、野鳥関連グッズの販売、全国各地からの自然や野鳥保護団体の展示、軽食コーナーなど「遊ぶ、学ぶ、親しむ」鳥を楽しむ2日間。
(引用元:ジャパンバードフェスティバル公式サイトhttp://www.birdfesta.net/)
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このように「鳥」がらみなら何でもウェルカム!というぐらい様々な人・物・活動等々が日本全国から集まる、とにかく鳥づくしの一大イベントです。このJBFに「知床ウトロ海域環境保全協議会」のPR活動の一環で参加してきました!
会場は千葉県我孫子市にある手賀沼周辺です。画像中央の青いテント群の中に我々のブースがあります。
知床ウトロ海域環境保全協議会のブースは、ケイマフリのデコイ・知床半島ジオラマから、鮭とば・羅臼昆布・ヒグマやトドの缶詰まで、色々盛りだくさんな感じになりました。
開場すると一気に人が増え始め、我々のブースにも入れ替わり立ち替わりお客さんが。「今年の夏、知床行ったよ!」なんて声をかけてくれる方が思いのほか沢山いました。
バードウォッチングといえば光学機器。メーカー各社のブース前には最新機種のスコープや一眼レフカメラをのせた三脚がずらりと並び、大盛況です。
中央ステージではバンドが演奏していたりして常時にぎやかです。屋台で買った料理を食べながらくつろぐ家族客がたくさんいました。
手賀沼を船で回って鳥を見る、船上バードウォッチングツアーもありました。(乗りたかった)
この他にも手賀沼周辺の複数の施設で、様々な催しが同時多発的におこなわれていて、全部見て回るのが大変なほど。すごいボリュームです、まさにフェス!
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今回はじめて道外のイベントに参加し、色々な方と話しましたが、日本各地でおこなわれている様々な取り組みを知ることができて、逆に我々が知床でおこなっている活動がどんな位置づけにあるか、どういった風に見えるか、客観的に見なおす大変良い機会になりました。この経験を来年度以降の活動に活かしていければと思う次第です。というわけで、それでは皆さん良いお年を―――!!!