アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
川湯に冬の訪れ
2017年12月12日
阿寒摩周国立公園
12月5日、川湯地域にまとまった雪が降りました。昨年は12月6日に降った雪がそのまま根雪になったので、
今年も今回の雪がそのまま根雪になりそうです。
(川湯園地-ツツジが原中間地点) (アカエゾマツの森)
(アカゲラの森 道を遮る倒木) (アカゲラの森 天然のツリー)
「穏やかな静けさ...」し~ん、とした森の声に耳を澄ますと、森がやすんでいることに気づきます。エゾシ
カが二頭、遠くから私を見ていて、近くのアカエゾマツから「キョーン」と甲高いクマゲラの声が響き渡り
ました。この森には心癒やす、穏やかな静けさがあります。
森に隣接する「川湯エコミュージアムセンター」では、スノーシューの貸し出しや(有料)ガイドウォーク
(無料)も随時受け付けています。よろしければ森の声を聴きにきてください。
(川湯園地前,道道52号線沿い) (同左 青空に咲くみごとな樹氷の花)
森を出た温泉街の一角。川湯は北海道でも有数の寒冷地。この日も-20度を超えました。川湯地域には人と
自然が調和した美しい自然の姿が日常にあります。
(屈斜路湖・古丹)
川湯から車で10分ほどの古丹地域。オオハクチョウやマガモ達がすぐ足下まで挨拶に。古丹はアイヌ資料館
や松浦武四郎の碑が建ち、アイヌ文化や歴史、先達の足跡を今に伝える場所。この地は間もなく厳冬期を迎
え、おおらかな大自然をダイレクトに感じる季節を迎えます。「人と自然の調和。」そんなことを感じる旅に
でてみませんか。お待ちしています!