アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
冬のカモ観察会を開催しました!
2018年02月07日
利尻礼文サロベツ国立公園
今日はとても寒いな~と思っていたら、稚内の事務所からも流氷が見えました!
寒さに震えながらも、流氷に胸弾ませている、稚内の青山です。
事務所のある建物内より撮影(奥のぼやっとした山並は、サハリンです)
流氷もやってくるほど寒い毎日ですが、2月3日(土)に、稚内の港を舞台に「冬のカモ観察会」を開催しました。
寒い中、わざわざ港に出かける訳ですが、その甲斐があると思えるほど、冬にしか見られない海鳥たちに出会える場所です。
当日は、パークボランティアさんの協力を得ながら、会場設営や資料準備などを行いました。
そして、港で見られるカモしれない鳥たちをまずは写真で紹介し、双眼鏡の練習もして、港に行ってからの準備を万全に整えます。
港に移動したら、いよいよ観察&調査の開始です。
調査は、稚内の代表的な3種類であるコオリガモ、シノリガモ、クロガモを4年前からカウントしてもらっています。
今回はそれらを見つける前に、オジロワシが止まっていたり、オオワシが旋回していたり、更にはゴマフアザラシが顔を出していたりと、とてもラッキーな出会いが沢山ありました。
移動する度に風が強くなり、寒さが増していきましたが、約1時間、港での観察を皆さん楽しまれていたようでした。
皆さんがカウントした今年の結果は以下の通りです。
コオリガモ 13~15羽
クロガモ 21+羽
シノリガモ 40+羽
今までのカウント数と比べると、数は少ないのですが、
近くで見ることができたり、大群でいるところが見えたりなど、満足感が得られました。
サービス精神旺盛な子ばかりいてくれたのでしょうか?
寒い毎日ですが、今しか見られない鳥たちが、私たちの日常の近くにいます。
あなたの町の港にもきているカモしれません。
是非、会いにいってみて下さい。