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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

春爛漫な礼文島にて

2018年05月25日
利尻礼文サロベツ国立公園

こんにちは!

礼文島担当アクティブレンジャーの小笠原です。

今年度も礼文の様子をしっかり伝えていけるように頑張ります!!

さて、暖かい日が続いた4月、逆にちょっと肌寒く感じる5月が過ぎていく中、礼文島はすっかり花の季節を迎えています。春の花の代表格「エゾエンゴサク」や「キバナノアマナ」、そして桃岩展望台では初夏に咲く「エゾノハクサンイチゲ」が一面に花を咲かせています。


※霧が立ちこめた桃岩展望台より。白いエゾノハクサンイチゲがあちこちに見えます。春から初夏に掛けてよく見られる、礼文島の風物詩とも言えますね。

これから夏に向けて少しずつ暖かくなっていく礼文島。

今はまだ芽だけですが、もう間もなく礼文を代表する「レブンアツモリソウ」が咲く季節もやって来ます。礼文の花のシーズンは盛り上がりを見せています。


※写真中央に生えているのがアツモリソウの芽です。ここの株はそれなりの大きさですが、アツモリソウ群生地の株はまだサイズが小さいです。最近の気温の変化が生育に影響を及ぼしているのでしょうか。

そんな春と夏の間を行き来する日々が続く中、先日、礼文町で「みどりの日」自然環境功労者大臣表彰伝達式が行われました。

本来は東京で執り行われる本式典ですが、諸事情により礼文町にて北海道地方環境事務所の所長が代行する形で、表彰状伝達式が行われることとなりました。

表彰されたのは、礼文島在住の杣田美野里さん。昔から礼文の自然を愛し、環境保全に精力的に活動してきた方です。環境省も大変お世話になりました。これからも宜しくお願いします!!


※杣田さん(右)と北海道地方環境事務所長(左)。杣田さんはエッセイストでもあり、自然について色んな本を執筆なさっています。是非読んでみてください。

めでたい出来事も重なって礼文島はどんどん活気付いています。

礼文島は今年も賑やかになりそうです!