アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
「新緑の季節」
2018年06月05日
川湯
「極寒の地」川湯にも、温もりを感じられる日が多くなり、日中20度を超える日もあります。
森からはカッコウの声が響き、新緑の木々の隙間から漏れる光の粒に初夏の訪れを感じる今日この頃です。
「みどり」には新しく生まれたものという意味もあり、冬期閉ざされる時間の多いこの地では、その意味を
いっそう強く感じます。
5月19日、摩周・屈斜路パークボランティア連絡会も今年度の活動を再開、川湯の固有種 「カワユエンレイ
ソウ分布調査」をしました。久しぶりに顔を合わせたメンバーと新しい季節を感じながらの楽しい活動に
なりました。
川湯エコミュージアムセンターにて 車でちょっと走ったところにある森の中へ入って調査
新任の秋月管理官、杉山ARの紹介
「コドラード法」植生調査で一般的に行われる調査方法 正方形の枠の中で
個体数を数えます 一生懸命の秋月管理官
年齢判別をされる金井パークボランティア会長 カワユエンレイソウは開花まで
10年かかる!
「カワユエンレイソウ 」ユリ科の被子植物。川湯の固有種であり絶滅危惧種。
6月中旬に入るとカワユエンレイソウと入れ替わるようにイソツツジが一斉に開花します!硫黄山へ続く、
ツツジが原探勝路付近は可憐な白い花で覆われます。観光馬車も6月10日(日)から始まります。みどりと花の季節を迎える川湯を訪れてみませんか?