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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

秋も終わりに

2018年10月30日
利尻礼文サロベツ国立公園

こんにちは。

礼文担当アクティブレンジャーの小笠原です。

9月は色々ありました。

大雨、地震・・・。北海道にお住まいの方々は色々大変だったと思います。

僕が勤務している稚内や礼文では、特に大きな被害はありませんでした。

礼文に至っては、停電すらも無かったようです。離島は自家発電となっているんですね。

しかし、物流が滞ることはどうにもならず。しばらくはコンビニもガラガラでした。

そんな9月を終え、そしてまもなく10月も終わり。

季節は11月。北海道はもう雪が降る時期です。峠道などは既に雪を観測しているそうですよ。

礼文では、草原が緑から褐色へと色づき、白い穂を揺らしていたススキももう終わりです。

コースを歩いていると冷たい風が吹き抜け、さわさわと残った草が揺れる音のみが周囲に響き渡り、一抹の寂しさを感じさせます。

既にコースには殆ど人が居なくなりましたが、その静謐な風景が風情を感じさせてくれます。もし、今の時期に礼文へといらっしゃる機会があれば、是非花のシーズンとは全く違う礼文を体験して見て下さい。ただ、この時期の礼文の風は冬とほぼ変わりなく、大変冷え込んでいます。歩く際は、多少厚着に思えてもきちんと暖かい格好をして歩いて下さいね。

上記から話は変わりまして、以前お話ししていた、桃岩展望台コースの工事についてです。

先日、工事が終了し、新しい木道が設置されました。

※写真はまだ作業中の時のもの。それでも大部分が完成していました。

これによって、今年の春よりも更に桃岩展望台コースが歩きやすくなりました。

多くの方々が楽しんでいただけるようになっていますので、桃岩展望台コースへといらっしゃった際には是非体験して見て下さい。

礼文とは別地域となりますが、道北で有数の渡り鳥の中継地である浜頓別町・クッチャロ湖にも冬の使者とも呼ばれるハクチョウ達を初め、多くの渡り鳥達がやって来ています。

今年も残すところ2ヶ月ほど。

冬の礼文やクッチャロ湖の様子など、これからも色々お伝えしていきますのでお楽しみに!

※今年の様子を撮影し忘れたため、1年前の10月のクッチャロ湖。今年も同様に、ハクチョウやカモたちが飛来しております。次回更新の際には、今年の様子を撮影してきます!