アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
「北海道アクティブ・レンジャー写真展2018~北の自然の舞台裏~」無事終了☆
2019年01月31日家から事務所までの路面が凍結し、スローペースで車通勤している當山です。
事故の多い時期ですが皆様、運転には十分にお気を付け下さい。
さて、昨年の6月から実施された「アクティブ・レンジャー写真展2018」が無事、終了しました。
お立ち寄りいただいた皆様、有り難うございました(^^)
昨年度は、アクティブ・レンジャーの仕事内容が上手く伝わっていなかった等という反省から、
今年は業務紹介をメインにし、各地区の活動内容を詳細にまとめた冊子も作成しました。
札幌チカホ写真展の様子
1/23(水)の札幌チカホ展では、約700名の方に足を止めていただき、
写真をじっくりと見て頂けただ方だけでも400名を越えました!
会場では、写真展の解説に加え、ミニ動物園・スタンプ&クラフト体験・ウミガラス・
携帯トイレの催しを実施しました。
写真解説中
写真解説では、登山道整備やサロベツ湿原の自然再生事業、礼文の盗掘パトロール、
傷病鳥獣の保護収容・放鳥等、皆さん、幅広い活動をしていることに驚かれていました。
ミニ動物園
ミニ動物園では、シマフクロウやゼニガタアザラシの剥製等を展示し、えりも岬でのアザラシによる食害
と漁業との共生の話等をしました。なかなか剥製を触る機会がない大人からお子様まで興味津々♪
スタンプ&クラフト体験
スタンプ&クラフト体験では、稚内や大雪山、洞爺湖地域から集めた貝殻や枝、木の実を使い、
同じ国立公園でも特性が異なる材料の話を交えながら世界に一つだけの「写真立て」や
「スタンプはがき」を作っていました☆
ウミガラス解説中
ウミガラスでは、保護増殖事業で使用されているウミガラスのデゴイや実際の海鳥の動画を流し、
お客様からの質問に答えていました。
携帯トイレ
携帯トイレでは、「トムラウシ南沼汚名返上プロジェクト」の問題を説明しながら、
実際に携帯トイレを設置し、普及啓発を行いました。
応援に来ていただいた職員の皆さん(抜粋)
札幌事務所からも複数の職員が応援に来てくれました!
写真展が終了した翌日は、アクティブ・レンジャー会議(アクティブ・レンジャーが毎年1~2回集結し、業務について情報交換や意見交換をします。)が開かれ、反省会を行いました。
・業務紹介は、文字が多く読むのが大変だったため、もっと写真を多く取り入れた
ポスターのような形式にする。
・もっと野生動物等の写真が見たいという意見から、展示写真を2枚へ。(風景と動植物)
・事前に解説する内容を全体で共有する。 etc...
以上の反省をもとに、役割分担を決め、「アクティブ・レンジャー写真展2019」に向けて
準備をスタートしました。
「北の自然の舞台裏」という名の通り、私達は表舞台に出る機会は少なく、各地区によって
活動内容は様々ですが、業務を通じて、心が揺さぶられる景色や自然界の厳しさ、野生動物の逞しさを
目の当たりにしています。
単純に、この魅力を自分一人だけで感じるのはもったいない。
今ある素晴らしい自然・動植物が次の世代、またその次の世代に受け継がれることを願い、
日々業務に励んでいます。
全員集合
自然環境保護への関心と国立公園のPR、アクティブ・レンジャーの仕事を広く知ってもらう
次年度の写真展は6月から♪
是非、私達が愛おしく感じる風景や動植物をご覧下さい(^^)