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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

層雲峡温泉氷瀑まつりが始まりました

2019年01月25日
大雪山国立公園 岩城大洋

皆様、こんにちは、年末年始休暇ですっかり体重オーバー気味となってしまった

上川自然保護官事務所の岩城です。

運動不足をなんとかしなければと、冬道をセッセッと歩いてシェイプアップに励んでいますが、

一回増えてしまった体重を減らすのは大変ですね。トホホ。。。

 

さて、今月に入り、冬型の気圧配置が強まった影響で、

上川地方では氷点下20度の冷え込みを連日で記録しました。

きっと寒いのは苦手な人が大半だと思いますが、(自分もそうですが)

北海道の冬は寒さも魅力のひとつです。

そんな寒さが作り出した巨大な美しい氷の造形物(氷瀑)がこのほど層雲峡に姿を現しました。

 

今年で44回目を迎えた層雲峡氷瀑まつりが、

本日開幕しました。

例年11月から氷瀑の制作は始まり、完成には約3ヶ月の時間を要します。

制作過程でもっともの重要なのは寒さです。

木で製作した骨組みが完成し、日中でも氷点下になると、

24時間体制で石狩川の水を骨組みに向けて吹きつけます。氷は徐々に氷瀑へと成長していきます。

もし、暖かい日が続くと、氷瀑の成長はおろか、溶けてしまう可能性もあります。

北海道らしい冬の冷え込みがあるからこそ美しい氷瀑ができるのです。

今年のメイン氷像は大雪山をイメージ。


開催期間中は花火も上がります。

詳しい氷瀑まつりの情報は下記の層雲峡観光協会の特設ホームページをご覧下さい。

http://www.sounkyo.net/hyoubaku/

石狩川の水で造った美しい氷瀑の世界とほっぺたが赤くなるほどの澄んだ寒さを

体験してみてはいかがでしょうか。

層雲峡温泉へお越しになる際は、防寒対策を忘れずに!

今回のAR日記はここまで。また次回をお楽しみに。