アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
季節のうつろい
2019年03月05日
大雪山国立公園
こんにちは、上川自然保護官事務所の大久保です。
冬のピリッとした気温の低さがたまらなく好きですが、うららかな春の日差しも好きです。
ここ最近寒さが和らいできて季節の移ろいを感じます。
層雲峡峡谷の森も、ほんのり色がついてきたように思います。
この色づきは、広葉樹が芽吹く準備をしている新芽の色です。新芽は紫外線で痛まないように太陽光を遮るアントシアニンとよばれる色素で葉を保護しているので赤くなります。新芽が膨らむほど枝の先が赤くなり、森全体がなんとなく徐々に柔らかい赤い色合いになります。森の色がつき始めると植物の生命の息吹を感じると同時に春の訪れを感じます。
2月27日の層雲峡
さて、春はすぐそこですが、寒すぎず温かすぎないこの時期、今シーズンの冬遊びの締めくくりに氷遊びはいかがでしょうか?
氷は一段と引き締まり真冬よりも登りやすいと、氷瀑祭りのアイスクライミングスタッフが言っていました。アイスクライミングやチューブ滑りに遊びに来ませんか?
層雲峡氷瀑祭りは3月17日まで開催中です!!
<氷瀑祭りと黒岳の季節の移ろい>
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2月22日