アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
「支笏洞爺国立公園指定70周年記念 春の息吹観察会♪」
2019年05月21日
支笏洞爺国立公園
エゾヤマザクラの時期が終わり、あっという間に樹木の先から新芽が出始め、
グリーンシーズンに突入している支笏湖。
早く夏山登山に挑戦したくてたまらない當山です。
さて、先日(5/18)、令和元年度初となる「支笏洞爺国立公園指定70周年記念 春の息吹観察会」
を開催しました。
※参加者:15名(4歳のお子様含む)
観察会の様子♪
足下を注意深く観察してみると、淡いパープル色のシラネアオイや白色のミヤマエンレイソウの花、
上を見上げると、白色のオオカメノキの花等々、様々な植物が開花していました。
散策中、多くのスミレの仲間を発見!
スミレの仲間は、とても種類が多く判別が難しい植物です。
地上茎が伸びて葉が互性する「有茎種」と地上茎が発達せず葉や花柄が根もとからでる「無茎種」
とに分けられるそうで、有茎種にはタチツボスミレやイソスミレ、
無茎種にはスミレサイシンやミヤマスミレ等があります。
また、距の色が紫色or白色なのかも判別するポイントの一つです。
令和元年初にふさわしいほどの快晴で、心地よい太陽の光を浴びながら、
ウグイスやセンダイムシクイ等のさえずり、キツツキの仲間のドラミング等、
終始、賑やかな観察会となりました。
是非、皆さんも新緑が美しい支笏湖にお越し下さい(^^)