アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
大雪山国立公園パークボランティア
2019年05月12日こんにちは、上川自然保護官事務所の大久保です。
大雪山国立公園での好きな業務の一つがパークボランティア活動でした。
いままで歩いてきた大雪山のために何かをしたいという、意識の高い人達との活動は勉強になることが多かったです。
高齢化してきていると言われていますが、年齢なんて何のその、気持も若いし、体力もまだまだ十分、登山も人生も経験豊富、そして何より大雪山のことをよく知っている、本当心強い人達です。いろいろなことを教えていただいたおかげで、経験と知識を積み重ねてこられました。
感謝の意をこめて、大雪山国立公園パークボランティアさんとの思い出を振り返りたいと思います。
忠別避難小屋に捨てられてたまりに溜まったゴミを担ぎ下ろしました。
自分の泊まり装備に加え、人のゴミを背負って下ろすことはそう簡単にはできません。
(左)五色ヶ原の笹刈り、(右)愛山渓の笹刈り。
木道にかかる笹は、木道を滑りやすくしたり、覆ってしまったりして危ないです。
笹は小さいけれど、かがみ込んでの作業は結構辛いんです。
愛山渓の笹はものすごく元気で、背も高くて太い、渾身の力を込めてはさみを握ります。
登山道整備 (左)ロープ張り、(右)ロープ貼り直し
(左)ルピナス駆除に(右)湿原植生再生のためのむしろ敷き
マイカー規制の時の普及啓発活動。(左)過去に登山口レクチャーもしていました。
紅葉の見所やまだ咲いている花情報や、山座同定など案内しています。
紹介した活動内容はほんの一部ですが、休日返上で様々な活動をしてくれて、大雪山国立公園を支えてくれています。時には辛いし、汚いし、嫌なこともあります。
でもみなさんいつも笑顔で活き活きしているのは、大雪山のためにという熱い思いからです。
一緒に活動ができて本当幸せでした。ありがとうございました。
昨年新しい会員たちも増え一層活躍の場が広がると思います。これからも大雪山国立公園パークボランティアの活動を応援しています。
パークボランティアのみなさんが活動しているところを見かけた場合には一声かけてください。
きっとさらに気合が入ると思います。