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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

雪深き愛山渓温泉へ

2020年01月07日
大雪山国立公園 岩城大洋

みなさん、あけましておめでとうございます。

上川自然保護官事務所の岩城です。

今年も、大雪山国立公園の様々な情報や話題を発信していきますので

よろしくお願いします。

今回の記事は昨年の12月のこと、雪深き愛山渓温泉へ登山口案内看板盤面の

設置に同行してきましたので、その様子をお伝えします。

この時期、愛山渓温泉への道道はもちろん冬期通行止めです。

そのため、今回は特別に車両通行の許可を得て、通行止め区間へ入ることになりました。

ゲートからすぐに雪上車へ乗り込んで現場へ行くものだと思っていましたが、実際は、

冬期通行止め区間で工事を行っている関係で終点の約7km手前まで乗用車で行くことが

可能でした。そこから先は除雪されていなかったので、トラックから雪上車を下ろし、

雪上車で移動することに。

 

 

写真を見ても分かりますが搬送用のトラックに積まれているのは雪上車というより、

キャタピラー付きのダンプと言ったほうが。

 

 

十分な防寒対策をしていましたが、雪上車は寒く目的地へ近づくにつれて

体は芯から冷えて時折「ブルブル」と身震いするぐらいに。揺られること45分、

ようやっと愛山渓温泉への最後のカーブを越え、現場に到着しました。

 

 

12月はどこもかしこも雪不足のニュースをよく聞きましたが、愛山渓温泉は

約1m近い積雪。でも、きっとこれでもかなり積雪量は少なめなのでしょう。

 

 

盤面を固定する板面はぎりぎり雪の上に出ていました。

雪上車で運んできた盤面を固定し、

 

 

 

設置は完了です。

愛山渓温泉登山口をはじめ大雪山の主要な登山口には今年度新しい案内看板が

設置されました。新しい案内看板は、最新の登山情報や案内などを掲出できる

スペースが設けられています。来年度は、早速、携帯トイレの普及などの情報を

発信する予定です。

大雪山ではこれからが極寒の季節。まだまだ6月の山開きまでには半年以上ありますが、

登山の際にこちらへお越しの際には、新しくなった案内看板をご覧下さいね。

帰りはまた寒い雪上車に45分間揺られるのでした。。。。

今回の日記はここまで。

また次回をお楽しみに。。。