アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
【パークボランティア】 洞爺湖畔清掃
2020年09月02日
洞爺湖
こんにちは!洞爺湖アクティブレンジャーの小松 瑠菜です!
先日、洞爺湖地区パークボランティアさんと、洞爺湖畔の「ゴミ拾い」を実施いたしました。
参加してくださったパークボランティアさんは8名。
清掃エリアは洞爺湖の東側(壮瞥入り口から仲洞爺キャンプ場)の約10㎞。
※洞爺湖の西側は春先に実施済み。
洞爺湖周辺には、整備された遊歩道が数多くありますが、実際に歩いてみると・・・
意外にもたくさんゴミが落ちていました・・・。
春先に実施した洞爺湖西側の湖畔清掃と比較すると、大型ゴミは少ない印象でしたが、
代わりに、ペットボトルや食べ物のプラスチック容器等が多いと感じました。
ゴミ拾いを終えた後、集めたゴミを軽トラックに積んだところ、
なんと荷台に溢れんばかりのゴミの山が・・・!
大勢の方が自然を楽しみに訪れる国立公園。
その国立公園が汚されることは、とても悲しく思います。
あるパークボランティアさんがこう言っていました。
「1人1人が、国立公園内を『自分の庭』と思い、
楽しい想い出作りの場として利用される日が1日も早く来ることを願う」 と。
今年は洞爺湖周辺や登別などでヒグマの目撃情報が相次いでいますが、
ヒグマが彼らの生息域(=森など)から出て、人間の生活域に
訪れてくる原因の1つが、"ゴミの投棄"です。
人間が投棄したゴミは、クマが餌付くきっかけとなりえます。
支笏洞爺国立公園を代表する魅力の1つ、「洞爺湖」。
これからも美しい自然環境を楽しく利用し続けるためには、1人1人がルールとマナーを守ることが
必要不可欠ですね。