アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
生まれ変わった白雲岳避難小屋
2020年10月13日こんにちは。
大雪山国立公園管理事務所の忠鉢です。
今年の6月から建替工事が行われていた白雲避難小屋は、10月8日に工事が終わりました。
9月29日に工事の最終チェックをする為、北海道地方環境事務所と大雪山国立公園の各管理事務所で白雲岳避難小屋へ行った時の様子をお伝えしようと思います。
9月26日に初冠雪となった大雪山は所々に雪が積もっていて、晴天ではありましたが冬のような冷たい空気でした。
【 9月29日 赤岳から白雲岳分岐 】
白雲岳避難小屋は建て替え工事中のため利用が自粛となり、寂しい思いをした方もたくさんおられると思います。
まだ片付けは完全に終わっていませんが、新しく生まれ変わった白雲岳避難小屋を紹介します。
【 9月29日 白雲岳分岐から白雲岳避難小屋へ降りる途中から 】
1階部分は管理人室の場所が変わりました。前の避難小屋1階よりも広い感じがします。
入口も建物の東側になりました。
2階部分はあまり変わっていませんが、窓が増えて明るいです。屋根、床、壁には断熱材が入り、以前よりも暖かく快適になるのではないでしょうか。
冬用の入口は変わらず建物の東側2階です。
【 建物外観、2階部分、1階部分写真 】
歴代の白雲岳避難小屋の看板です。
一番下が一番古く、新しい看板は前回の看板の文字をモデルに作られました。
大雪山の短い夏山シーズンは終わり、いつ雪が積もっても不思議はない季節になりました。
白雲岳避難小屋は来年の春からの運用になりますので、今期は一般登山者の宿泊はできません。
白雲岳避難小屋は夏山シーズンである6月~9月は管理人が常駐するので、周辺の状況などは管理人から最新の情報が得られると思います。
大雪山縦走の中継地点として重要な場所にあるため、この避難小屋が利用できることによって色々なルートを使って山歩きできるようになります。
来年の春は白雲避難小屋に泊まって、日帰り登山では見ることのできない太陽や星空や山を楽しめたらいいですね!
【 9月29日 白雲岳避難小屋から見た高根ヶ原方面 】