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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

お気に入りの場所

2021年03月29日
支笏洞爺国立公園 當山真貴子

だんだんと日差しがあたたかくなり、鳥たちのさえずりが聞こえ始め、春の気配を感じる支笏湖。

季節の移ろいを実感中の當山です。

 

もうすぐ新年度が始まりますね。

今年度を振り返ってみると、イレギュラーな対応が多かったと感じる一方、支笏湖地区と定山渓地区の新たな一面を知った年でもありました。

そこで今回は、私の「お気に入りの場所」をご紹介したいと思います(^^)

 

「無意根山」

無意根山は、標高1,464mで中腹に「大蛇ヶ原湿原(薄別コース)」がある変化に富んだ山です。

昨年の10月、山頂の先の三角点の場所から美しい羊蹄山と遙か遠くに樽前山の溶岩ドームの噴煙が見られ、とても感動しました。

 

「定山渓温泉~二見公園の散策路~」

昨年(7月と9月)、一般社団法人定山渓観光協会さんと観察会を実施し、散策路沿いの豊平川で子ども達と一緒に川遊びや生き物探しをしました。

初めて、ダイモンジソウやギンリョウソウ等を見ることができ、温泉だけじゃない定山渓の魅力を発見した日となりました。

 

「赤く染まる支笏湖」

山々に囲まれた支笏湖は、陽が沈んだ後も、陽が残り美しい夕焼けが見られます。

赤く染まった空と湖、山々のシルエットが引き立てられ、思わず魅入ってしまいました。

 

「イチャンコッペ山」

軽アイゼンを装着し、冬山登山をした際に出会った景色です。

陽の光で湖面と雪がキラキラと輝き、幻想的な雰囲気に包まれていました。澄んだ空気が心地よく、下山を惜しんだひとときでした。

 

実は、私の日記は今回で最後となり、新たなステージへ進むことになりました。

当事務所に着任早々、支笏湖の春の風物詩「鏡」の現象と出会い、一気に支笏湖の虜となり、"しっかりやろう"と決意したことを覚えています。

今まで巡視やイベント企画、外来種除去作業、普及啓発、環境教育等、様々なことに携わらせていただきました。

パークボランティアや業者の方々にご指導いただきながら業務を進める傍ら、地域の清掃やイベントにも参加していく中で、多くの方々から愛されている国立公園だということを実感しました。

今後も支笏湖ファンの一人として、陰ながら魅力を発信できたらと思っています。

着任早々に出会った支笏湖の鏡現象

 

業務で関わっていただいた全ての方々、日記を読んでくださった方々、心より感謝申し上げます。

次のARへバトンタッチしますが、引き続き、支笏湖地区&定山渓地区の自然をお楽しみ下さい♪