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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

贅沢なオーケストラ

2021年09月09日
稚内 津田涼夏

みなさん、こんにちは!

9月に入り一気に秋の気配を感じている礼文島アクティブ・レンジャーの津田です。

前回のAR日記では、レブンアツモリソウについてご紹介しましたが

そのレブンアツモリソウの調査を行っていると...姿を現してくれる生き物たちがいるのでご紹介します。

■アオジ

目の周りは黒色で、胸やお腹は黄色で覆われています。

礼文島では、桃岩展望台コースでもよく見かけます。特に人の少ない早朝や夕方には、道案内をしているかのように目の前に姿を現してくれます。

■カワラヒワ

胴体の色は少し地味な色をしていますが、羽を広げて飛ぶ時は黄色の羽が鮮やかです。

草木の多い所でも見かけますが、礼文島ではよく海辺でもみかけます。

このカワラヒワはお食事中だったようで、口回りが汚れています。

いったい何を食べているのでしょうか?

■ノゴマ

今年の作業中、一番鳴き声を聞いたのはノゴマでした。

さえずりしている時、のどのオレンジ色の部分が大きく動いたり小さく動いたりしています。目元はサングラスをしているようで、いつもレブンアツモリソウの調査を見守ってくれています。一番の現場監督者かもしれません!

■アザラシたち

礼文島周辺には多くのゴマフアザラシたちが通年で、生息しています。

ちょうど作業場から、海をのぞくとアザラシたちの姿が見えます。双眼鏡を持っていないと「点」に見えるアザラシたちですが、鳴き声はしっかりと聞こえてきます。

写真にはないですが、コヨシキリや、オオジュリンも顔を出してくれます。

野生のオーケストラを聴きながらの作業にいつも贅沢を感じています!